韓国の李洛淵（イ・ナギョン）首相は１４日、「ソウル江南（カンナム）の遊興業所で起きた麻薬犯罪と性犯罪、そして警察の癒着疑惑に対して警察は最後まで追跡して正義を貫かなくてはならない」と明らかにした。

李首相はこの日、政府ソウル庁舎で開かれた第７２回国政懸案点検調整会議を主宰した席で「警察の癒着疑惑はまだはっきりとしていないが、司法処理された前職警察だけの庇護でこのように巨大な不正が続いていくことはできただろうかと思う合理的な疑問に、捜査の結果が答えなければならない」と述べた。

李首相は「今までの捜査からも明らかになったように、一部の芸能人と富裕層の逸脱が衝撃的」としながら「特に違法撮影をした映像を流布するなど人格を抹殺する反倫理的犯罪まで堂々と行われていた」と指摘した。


また「今回の事件だけでなく、閉鎖的に運営されている遊興業所や特定階層の麻薬犯罪などの逸脱に対しては、全国に捜査を拡大して強力に処罰しなければならない」とし「国税庁など関係機関も類似の遊興業所などが適法に税金を出して正常に運営しているかどうか徹底的に点検して法処置してほしい」と強調した。