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NYタイムズ「北朝鮮、核・ミサイル試験中断終わりかねない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「トランプの感激は時期尚早だった」。

ニューヨークタイムズは9日、北朝鮮が廃棄を約束した東倉里(トンチャンリ)ミサイル発射場と豊渓里(プンゲリ)核実験場の施設が相当部分そのまま維持されていると指摘した。

同紙は「シンガポールでの首脳会談からハノイでの首脳会談までの8カ月間に樹木が茂った東倉里の衛星写真を詳しく分析してきた専門家らは解体の証拠をほとんど見つけられなかった。主要構造物は変更・破壊・解体されておらず、代わりに発射台のそばにある広範囲な建物団地の(拡大)作業は完了する、相反する姿を見せた」と報道した。


続けて北朝鮮が東倉里ミサイル発射場を正常稼働状態に戻したことから「実際に(これまで守ってきた)核・ミサイル試験の中断が終わりかねない」という分析を出した。

同紙は「トランプ政権は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が東倉里発射場をすでに破壊しているとし、『これはすごいことだ。この基地はまもなく破壊されるだろう』としたが、その感激は時期尚早だということが証明された」と付け加えた。

コーツ米国家情報長官とハスペル米中央情報局(CIA)長官が1月29日の上院情報委員会で「北朝鮮がすべての核兵器と生産能力を放棄するようではない」と明らかにしたことに対しトランプ大統領が公開的に発言撤回を要求したことがあるが、今回は事情が異なるということだ。

これと関連し、米戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ韓国部長は同紙に「すべての対話にもかかわらず、本当に変わったことは何もない。彼ら(北朝鮮)は米国に圧力をかける長い間やってきたのと同じゲームをしている」と話した。

同紙は「トランプ政権の官僚らは同盟国に『北朝鮮が東倉里でミサイル発射を再開する計画なのかはまだわからない』と話している。だがトランプ大統領はハノイでの首脳会談前のようにこれ以上北朝鮮のミサイル基地拡張や発射台復旧に対し『フェイクニュース』とは話さない」と指摘した。

同紙はまた、38ノースの分析を引用し、北朝鮮が昨年5月に爆破したと明らかにした豊渓里核実験場も「豊渓里指揮センターにある最も大きな建物2棟、周辺人材と治安部隊支援施設がそのまま残っている」と指摘した。



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