2回目の米朝首脳会談が決裂してから1週間後の7日、北朝鮮と米国の冷気流が表面上に浮上している。北朝鮮朝鮮中央通信はこの日、「南朝鮮と米国が『同盟』という新しい名称の合同軍事演習をした」とし「これは朝米共同宣言と北南宣言に対する違反」と主張した。
韓米は北朝鮮の非核化に向けて対話ムードを維持するという意味で北朝鮮が激しく反応するキー・リゾルブ、トクスリ、乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン演習を中断することにした。その代わり韓米は最小限の指揮所訓練(CPX)「同盟」を実施することにし、4日に訓練を始めた。
ハノイ会談の直後に深夜の記者会見で米国に不満を吐露した北朝鮮が西海(ソヘ、黄海)衛星発射場(東倉里)と平壌(ピョンヤン)近隣のミサイル研究施設(山陰洞)で活発な動きを見せながら「行動」したのに続き、北朝鮮の立場を「考慮」して縮小した韓米連合訓練に対して一歩遅れて反発した。両首脳が交渉を継続することにしただけに北朝鮮は会談自体については言及を最大限に自制しながらも、周辺部分を攻撃しながら不満を表出し、いざという時は破綻の責任を米国に転嫁する名分を築いていると考えられる。
トランプ米大統領も6日(現地時間)、北朝鮮の東倉里ミサイル発射場復旧の兆候について「事実なら非常に失望する」(very,very disappointed)と警告した。米戦略国際問題研究所(CSIS)、38ノースなどが2回目の米朝首脳会談直後に撮影された商業衛星写真を分析した後、北朝鮮の東倉里発射場で復旧の動きがあると発表したことへの反応だ。トランプ大統領はこの日、「最近の北朝鮮の動きは約束を破るものか」という記者らの質問に「見守ろうと思う。確認するのにまだ早い」と答え、ひとまず慎重な態度を見せた。
その一方でトランプ大統領は「そう(ミサイル発射場復旧)なれば、私は非常に失望するだろう」と繰り返し明らかにした。事実関係が把握されるまで緊張を高める発言は自制するが、北朝鮮が挑発する場合は強く対処するという警告のメッセージを同時に投げかけたと解釈される。東倉里発射場は米国が最も敏感に反応する大陸間弾道ミサイル(ICBM)を試験発射できるところだ。
一部では、「トランプ大統領が『失望』という言葉を初めて使ったことには意味がある。場合によっては対北朝鮮強硬基調に旋回するという点を表したのは『ハノイ会談決裂』以降の両国関係の不透明性を見せている」という指摘が出る。
こうした中、代表的な対北朝鮮強硬派のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が7日、FOXニュースとのインタビューで、トランプ大統領には北朝鮮と対話をする意志があるという点を強調した。ボルトン補佐官は「トランプ大統領は北朝鮮との対話の窓を確実に開いている。我々はいつ(対話の日程が)決まるか、どのように進行するかを見守る」と述べた。また、北朝鮮のミサイル活動に関しては「状況を注意深く見守る」とし「まだ関連報道に対して結論を出すのは早い」と語った。
北朝鮮は連日、金委員長のハノイ訪問成果を宣伝している。北朝鮮は前日に続いて7日にも金委員長がベトナムに向けて出発する瞬間から到着の場面まで75分間の「記録映画」(ドキュメンタリー)を放送した。この記録映画は「生産的な対話を今後も続けていくことにした」と伝え、決裂の内容は除いた。チン・ヒグァン仁済大統一学部教授は「北では首領(キム委員長)の決定に誤りはあり得ないと宣伝しているだけに、金委員長が出席した会談が決裂したと報道するのは難しいはず」とし「内部的には『成果』を強調し、対外的にはさまざまな方法で不満を表示する」と説明した。
米朝ともに交渉ムードを先に壊すのは政治的負担が大きいだけに、当分は冷たい駆け引きが続く見通しだ。
韓米は北朝鮮の非核化に向けて対話ムードを維持するという意味で北朝鮮が激しく反応するキー・リゾルブ、トクスリ、乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン演習を中断することにした。その代わり韓米は最小限の指揮所訓練(CPX)「同盟」を実施することにし、4日に訓練を始めた。
ハノイ会談の直後に深夜の記者会見で米国に不満を吐露した北朝鮮が西海(ソヘ、黄海)衛星発射場(東倉里)と平壌(ピョンヤン)近隣のミサイル研究施設(山陰洞)で活発な動きを見せながら「行動」したのに続き、北朝鮮の立場を「考慮」して縮小した韓米連合訓練に対して一歩遅れて反発した。両首脳が交渉を継続することにしただけに北朝鮮は会談自体については言及を最大限に自制しながらも、周辺部分を攻撃しながら不満を表出し、いざという時は破綻の責任を米国に転嫁する名分を築いていると考えられる。
トランプ米大統領も6日(現地時間)、北朝鮮の東倉里ミサイル発射場復旧の兆候について「事実なら非常に失望する」(very,very disappointed)と警告した。米戦略国際問題研究所(CSIS)、38ノースなどが2回目の米朝首脳会談直後に撮影された商業衛星写真を分析した後、北朝鮮の東倉里発射場で復旧の動きがあると発表したことへの反応だ。トランプ大統領はこの日、「最近の北朝鮮の動きは約束を破るものか」という記者らの質問に「見守ろうと思う。確認するのにまだ早い」と答え、ひとまず慎重な態度を見せた。
その一方でトランプ大統領は「そう(ミサイル発射場復旧)なれば、私は非常に失望するだろう」と繰り返し明らかにした。事実関係が把握されるまで緊張を高める発言は自制するが、北朝鮮が挑発する場合は強く対処するという警告のメッセージを同時に投げかけたと解釈される。東倉里発射場は米国が最も敏感に反応する大陸間弾道ミサイル(ICBM)を試験発射できるところだ。
一部では、「トランプ大統領が『失望』という言葉を初めて使ったことには意味がある。場合によっては対北朝鮮強硬基調に旋回するという点を表したのは『ハノイ会談決裂』以降の両国関係の不透明性を見せている」という指摘が出る。
こうした中、代表的な対北朝鮮強硬派のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が7日、FOXニュースとのインタビューで、トランプ大統領には北朝鮮と対話をする意志があるという点を強調した。ボルトン補佐官は「トランプ大統領は北朝鮮との対話の窓を確実に開いている。我々はいつ(対話の日程が)決まるか、どのように進行するかを見守る」と述べた。また、北朝鮮のミサイル活動に関しては「状況を注意深く見守る」とし「まだ関連報道に対して結論を出すのは早い」と語った。
北朝鮮は連日、金委員長のハノイ訪問成果を宣伝している。北朝鮮は前日に続いて7日にも金委員長がベトナムに向けて出発する瞬間から到着の場面まで75分間の「記録映画」(ドキュメンタリー)を放送した。この記録映画は「生産的な対話を今後も続けていくことにした」と伝え、決裂の内容は除いた。チン・ヒグァン仁済大統一学部教授は「北では首領(キム委員長)の決定に誤りはあり得ないと宣伝しているだけに、金委員長が出席した会談が決裂したと報道するのは難しいはず」とし「内部的には『成果』を強調し、対外的にはさまざまな方法で不満を表示する」と説明した。
米朝ともに交渉ムードを先に壊すのは政治的負担が大きいだけに、当分は冷たい駆け引きが続く見通しだ。
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