◆「韓国語ができれば良い職場を得ることができるが…北朝鮮と交流できる日が早く来ることを」

同校３年生のブタインボンさん（２２）も今回の会談の便りに「韓国語を勉強する者として、なぜかうれしくなった」と話した。今も金正恩といえば暴力的なイメージだが、今回必ず金正恩委員長を実際に見て、直接どんな感じなのか知りたいという。

－－韓国語をなぜ勉強することになったか。


「韓国語をやればよい職場で働く機会が多くなると思い勉強を始めた」

－－米朝会談をベトナムでするといった時、どんな気持ちだったか。

「韓国語を勉強する者としてなぜかうれしく気分が良かった。歓迎する」

－－金正恩というとどのような感じか。

「保守的な人、または暴力的に物事を解決する人のようだと考えた。今回の会談で金正恩委員長を直接見たい」

－－北朝鮮といえばどんな感じ？

「退屈で閉鎖的な感じだ。行きたくても行けない国。北朝鮮の人々は映画やテレビでもあまり見ず、常に長いスカートをはいている、そんな感じだ」

－－今回の会談でどんな成果があれば良いか。

「北朝鮮という国に対してもっとよく知ることができるように交流する機会があるなら直接感じてみたい」

◆「今回の会談を通して金正恩に対する客観的な見解を持てることを」

卒業を控えて韓国で韓国学の勉強を継続しようとしている同校４年生のレティアンさん（２３）は今回の会談を通して北朝鮮と金正恩委員長に対するベトナムの人々の理解がもっと深まってほしいと話した。金正恩委員長は過激なイメージだが、客観的に見ると一国の指導者としての行動としては理解ができる部分があるという。彼はまた「今回、金正恩委員長がベトナムの変化した様子を見て多くのことを気づいてほしい」と話した。

－－ベトナムで米朝協議が開かれると聞いた時どんな気持ちだったか。

「多くの国々の中からトランプ大統領と金正恩委員長がベトナムを選んだことは、最初は誇らしかった。ところで、今はそのような感じは越えて韓国語を勉強する立場として責任感が重い。北朝鮮という国が国際社会に出てこれるよう、私がどんな役割が果たせるのか考えてみた」

－－金正恩に対してどんな考えを持っているか。

「核問題のために過激なイメージを持っているが、一国の代表としてそのようなポジションを取るのは理解ができる。今回の会談を通して人々が金正恩委員長に対して少しは客観的な見解を持つようになるよう願う」

－－今回の会談で何を期待するか。

「韓国も統一できれば良いだろう。ベトナムも一時、２つに分かれていた国だが、一つの道を進むことによって多くの社会問題が解決された。韓国も一つの国になれば社会問題が解決され、より大きな機会があるだろう」

－－金正恩に期待することは。

「金正恩委員長がベトナムに来て経済的に発展した様子を見て、今後、北朝鮮が進む方向を模索してほしい」



「北朝鮮でも就職できるだろうか」　ベトナムで「北韓流」を期待する「韓流」ファン（１）