新年から電気自動車（ＥＶ）が飛ぶように売れている。

現代（ヒョンデ）・起亜（キア）自動車が２４日に明らかにしたところによると、２０日までに現代自動車の「アイオニックＥＶ」「コナＥＶ」、起亜自動車「ニロＥＶ」「ソウルＥＶ」の電気自動車４種の契約台数は合計１万２４９台と集計された。

これは昨年に現代・起亜自動車が韓国国内で販売した全電気自動車台数２万１９８６台の４６．６％と半分近い数値だ。


車種別ではコナＥＶが４０５５台で最も多かった。コナＥＶは昨年韓国で１万１１９３台売れ韓国の電気自動車販売１位を記録した。次いで新型ソウルＥＶが３４１６台、ニロＥＶが２１８７台、アイオニックＥＶが５９１台の順だ。

現代・起亜自動車は韓国の電気自動車販売の８０％ほどを占めており、電気自動車市場の成長推移を計る指標となる。

電気自動車が人気を呼ぶ要因は、過去には１００キロメートル前後にすぎなかった走行距離がソウル～釜山（プサン）間片道約３８０キロメートルを走行できるほど発展したためと分析される。

コナＥＶの場合、１回の充電での走行距離が４０６キロメートルに達し、ニロＥＶは３８５キロメートルを達成した。先月２３日に発売された新型ソウルＥＶも３８６キロメートルまで走行できる。

現代・起亜自動車は新車発売を通じて電気自動車市場をさらに拡大するという方針だ。

年初に新型ソウルＥＶを発売したのに続き、今年「ザ・ニュー・アイオニックＥＶ」も発売する予定だ。商品性改善モデルであるザ・ニュー・アイオニックＥＶは既存モデルよりバッテリー容量と動力性能、１回の充電での走行距離などを大幅に強化したという。

現代・起亜自動車関係者は「今年は電気自動車の１台当たり国費補助金がやや減ったが、支援台数の増加とモデル別の商品性強化、充電インフラ拡大などにより市場の成長はさらに速くなるだろう。契約に合わせて最大限速く顧客に引き渡せるよう備えている」と話している。