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「天皇、慰安婦に謝罪」文喜相氏の発言に日本ネットユーザー「逆鱗に触れた」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「慰安婦問題」を天皇の直接謝罪を通して解決しようと提案した韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の発言が日本ネットユーザーの間で論争になっている。

これに先立ち、文議長は今月8日に米ブルームバーグのインタビューの中で「戦争犯罪の主犯の息子である天皇が慰安婦問題に対して謝るべきだ」と述べた。この発言は10日、日本メディアを通じて一斉に報道された。

日本メディアは「両国関係に再び悪材料が発生した」と懸念を伝え、文議長のインタビューは韓日両国間の新たな外交争点に広がる兆しだ。


このような状況で、文議長の発言関連記事は日本最大のニュースポータル「Yahoo!Japanニュース」の国内面で、ネットユーザー間の論争の種に浮上した。

ブルームバーグのインタビューによると、文議長は慰安婦問題と関連して「一言あればいい。日本を代表する首相、あるいは私としては近く退位する天皇が(謝罪することが)望ましいと考えている」と述べた。

これに対し、フィリピンを訪問中の河野太郎外相は10日に記者団と会い、「韓国政府から議長発言に対する説明があった」と紹介した後、「発言には気をつけていただきたい」と苦言を呈したという。

だが、河野外相の一言が共同通信を通じて報道されて論争が一気に広がった。

河野外相の発言を扱った共同通信のYahoo!記事には、11日午後5時現在、文議員と韓国に対する毒舌を浴びせる内容を中心に数千個のコメントがつけられ、一部のコメントには数万人が「そう思う」をクリックしている。

コメントの中には「(日本政府は)遺憾砲台ではなく実力行使をする必要があります」「天皇陛下に対する言及は、明らかにその逆鱗に触れた」「気をつけるレベルではない、大問題である」等の反応を示したものがあった。

また「この発言は今までの物とはレベルが違う。これで遺憾で終わったら、日本は国ではない」「無礼千万極まりない発言」「日本に侍魂がある事を期待する」などのコメントもあった。

毎日新聞も「日韓の和解を模索する中での発言とみられる」としつつも「(日本憲法上、政治関与が禁止されている)天皇の政治利用を促しているとも受け取れる内容で、日韓双方で批判を招きそうだ」と報じた。

天皇は1868年の明治維新を契機に最高権力者であり神のような存在としてあがめられた。だが、日本が太平洋戦争で敗戦した後、1948年マッカーサー将軍の圧力で当時の裕仁天皇は国民の前で「私は人間だ」とするいわゆる「人間宣言」をしたりもした。

現行の日本憲法は天皇の地位に対して「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と規定している。

朝日新聞の報道によると、文議員側は同紙に対して「(インタビューの)他の同席者にも確認したが、文氏は(天皇に関し)『戦争犯罪』という表現は使っておらず、『戦争当時の天皇の息子』と述べたと思う」とし、記事が引用した文氏の発言を一部否定した。

文議長側は「天皇が訪韓の意思を明らかにしており、元慰安婦の手を握って謝罪すれば、心のしこりが解けるのではないかというのが文氏の趣旨だった」と説明したと同紙は伝えた。

一方、2012年には当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が「日王(天皇)が韓国を訪問れたければ、日帝強占期の時に日本が犯した悪行と蛮行に対して心から反省しなければならない」と述べて両国間関係が一気に冷え込んだことがある。



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