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<サッカー>東京五輪か、カタールW杯か、ベトナム代表韓国人監督の選択は?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
サッカー2019アジアカップでベトナム代表をベスト8に導き、またも「マジック」を見せた朴恒緒(パク・ハンソ)監督(50)が今後の去就について悩み始めた。できるだけベトナムサッカー連盟(VFF)との契約を延長して共に歩んでいくという基本方向に変化はない。その代わり成人代表チーム(Aチーム)とU-23(23歳以下)代表を同時に率いる従来のシステムではなく、一方に集中する方向で考えているという。朴監督とVFFの契約は今年末に終わる。

朴監督は29日、仁川(インチョン)国際空港で帰国インタビューに応じ、「ベトナムA代表とU-23代表を引き受けてみると業務が過重で、準備する大会が次々と出てくるという問題がある」とし「選択と集中が必要だと考えている。2つのチームのうち1つを引き受けることについて意見を交わしている。イ・ヨンジン首席コーチ(56)はずっと一緒にするだろうが、コーチ陣は一部改編が必要な状況」と話した。

「朴恒緒シンドローム」が起こり、朴監督の去就問題が韓国とベトナムの両国サッカーファンの関心事になっている。ベトナムがASEANサッカー連盟(AFF)スズキカップで優勝した後、またアジアカップで8強入りした後、多くの韓国サッカー関係者は「ベトナムサッカーはこれ以上上がるところがない。朴監督は(ベトナムを離れて)新しい道を探すべき」と助言した。2002韓日ワールドカップ(W杯)で「4強神話」を築いた当時のヒディンク韓国代表監督が大会直後、韓国国民の熱望にもかかわらず指揮棒を手放して「永遠の伝説」として残ったことから教訓を得るべきという趣旨だ。


朴監督の考えは違う。ベトナムサッカーと共に挑戦する舞台がまだ残っていると信じている。ただ、今後の準備過程は今までの道より体系的かつ効率的でなければいけないというのが朴監督の判断だ。2020東京オリンピック(五輪)本大会に挑戦するU-23代表、2022カタールW杯を準備するA代表の運営主体を分離して一つに専念できるなら、より充実した内容の準備が可能というのが朴監督の考えだ。

「3月に韓国と対戦するAマッチ親善試合(3月26日)と東京五輪の予選(U-22チーム参加)が重なる。物理的に2つのチームに公平に力を注ぐのが難しい状況」という朴監督は「3月に五輪予選、6月にカタールW杯予選の日程が始まる。10月には東南アジアが五輪に劣らず注目する東南アジア競技大会(SEA Games)が行われる。このままでは今年も過負荷になるしかない」と憂慮した。

朴監督は代表チーム運営の優秀事例としてアジアカップ決勝に進出した日本を挙げた。「(ベトナムとの準々決勝では)良くないように思われたが、イラン戦では良かった」とし「日本は海外での経験が豊かで個人の能力が優れた選手を数多く保有している。組織力と選手個人の力が試合を重ねるたびに発揮されていく感じだ」と説明した。

日本は29日、アラブ首長国連邦(UAE)アルアインで行われたアジアカップ準決勝で後半に3得点し、イランに3-0で勝利した。2011年以来8年ぶりの決勝進出で、通算5回目の優勝を狙う。日本代表の森保一監督(51)は今大会を控え、20代前半の選手に世代交代をした。また「守備からの逆襲」で効率的なサッカーを導入し、旋風を起こしている。



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