「宿命のライバル」日本が再び走っている。社会全体が浮き立っているように感じるほど日本経済全般に活力があふれている。競争力を取り戻した企業はグローバル市場攻略を加速化しており、日本の青年たちは良質の雇用を選んで確保している。長く日本国民の肩を押さえ付けていた3大不安(雇用・賃金・老後)は水面下に沈んだ。
どこへ行っても新しい時代、新しい未来に対する期待を垣間見ることができる。政府と企業だけでなく労組も心はひとつだ。超大型国家イベントのタイミングも絶妙だ。日本政府は5月の新天皇即位にともなう元号変更と来年7月に開かれる東京五輪を日本の自負心と先端技術力を世界に知らせる機会にする計画だ。2020年の東京五輪時には成田空港と東京の選手村を結ぶ自動運転バスとタクシーを運行することにした。
自信もみなぎる。日本最大の経済団体を率いる中西宏明経団連会長は「バブル経済崩壊からほぼ20年間成長のない時間を過ごしたが、いまや安定的成長基盤を用意した」と話した。次世代技術見本市会場をいっぱいに埋めた企業家、都市の路地をぎっしりと埋める自営業者、創業戦線に出た大学街いずれも似た声だった。
体感景気のバロメーターとされる東京都心はオフィス不足に苦しめられている。この数年で高層ビルが相次ぎ作られ完全に新しいスカイラインを形成した。それでも空室率は2%以下だ。
日本経済の不安要因が完全になくなったのではないとの指摘もある。先進国のうち最も低い経済成長率と物価上昇率、期待ほどには増えない賃金と家計所得、低調な内需景気などは依然として弱点に挙げられる。日本は成長率が1%前後(2018年推定0.9%)にとどまっている。だが74カ月間にわたり第2次世界大戦以降で最も長い景気拡張局面が続いているのも厳然とした事実だ。
2016年に『不況トンネル:進入する韓国、脱出する日本』を著した早稲田大学国際教養学部の朴相俊(パク・サンジュン)教授は、「いまの日本を見ればまるで60代が40代の体力と活力で走っているようだ」と診断した。下降していた巨大経済大国が長い間の切歯腐心の末に再び走っていることは留意して見守らなければならない部分だ。
◇韓日関係は最悪だが…活力取り戻した日本経済に注目すべき
いまの日本の活力は政府と企業の努力のおかげだ。一番の貢献者は知っての通りアベノミクスだ。2012年末に執権した安倍晋三首相は翌年から日本経済復活に向け「プロビジネス」を前面に出した政策を本格化した。金融緩和を通じた低金利と円安誘導、拡張的財政政策、法人税引き下げと規制緩和が核心基調だった。
政府が旗を振るとすぐに企業がこたえた。ソニー、パナソニック、トヨタ、日立など日本の代表企業は厳しい構造調整を経て世界市場に再登場している。ソニーはテレビメーカーではなくイメージセンサーとコンテンツ会社に変貌し、パナソニックも電子企業ではなく世界最大の自動車バッテリー企業であり、大手自動車部品メーカーに生まれ変わった。
2010年にアクセルペダルの欠陥により世界市場で1000万台の車両をリコールし沈没しかけたトヨタも完全に復活した。
東京大学をはじめとする日本の有名大学でも創業ブームが吹いている。過去には職業安定性が重視されたが最近では「自分の人生は自分が責任を負う」という工大生の創業が増加していると東京大学の各務茂夫教授は伝えた。昨年企業価値が100億円を超えた日本のスタートアップは47社で前年より2倍以上増えた。
日本は1992年に1人当たり国内総生産(GDP)3万ドルに進入した。昨年3万ドルの壁を超えたと推定される韓国より26年も先んじた。電子と自動車、石油化学など韓国の主力産業はほとんど過去に日本の主力産業で、高齢化と人口減少などの問題も韓国に先立ち体験している。いま韓日関係は最悪だが、韓国経済新聞は日本がどのように経済活力を取り戻し、どのような戦略で未来に走って行くかを現地取材した。
どこへ行っても新しい時代、新しい未来に対する期待を垣間見ることができる。政府と企業だけでなく労組も心はひとつだ。超大型国家イベントのタイミングも絶妙だ。日本政府は5月の新天皇即位にともなう元号変更と来年7月に開かれる東京五輪を日本の自負心と先端技術力を世界に知らせる機会にする計画だ。2020年の東京五輪時には成田空港と東京の選手村を結ぶ自動運転バスとタクシーを運行することにした。
自信もみなぎる。日本最大の経済団体を率いる中西宏明経団連会長は「バブル経済崩壊からほぼ20年間成長のない時間を過ごしたが、いまや安定的成長基盤を用意した」と話した。次世代技術見本市会場をいっぱいに埋めた企業家、都市の路地をぎっしりと埋める自営業者、創業戦線に出た大学街いずれも似た声だった。
体感景気のバロメーターとされる東京都心はオフィス不足に苦しめられている。この数年で高層ビルが相次ぎ作られ完全に新しいスカイラインを形成した。それでも空室率は2%以下だ。
日本経済の不安要因が完全になくなったのではないとの指摘もある。先進国のうち最も低い経済成長率と物価上昇率、期待ほどには増えない賃金と家計所得、低調な内需景気などは依然として弱点に挙げられる。日本は成長率が1%前後(2018年推定0.9%)にとどまっている。だが74カ月間にわたり第2次世界大戦以降で最も長い景気拡張局面が続いているのも厳然とした事実だ。
2016年に『不況トンネル:進入する韓国、脱出する日本』を著した早稲田大学国際教養学部の朴相俊(パク・サンジュン)教授は、「いまの日本を見ればまるで60代が40代の体力と活力で走っているようだ」と診断した。下降していた巨大経済大国が長い間の切歯腐心の末に再び走っていることは留意して見守らなければならない部分だ。
◇韓日関係は最悪だが…活力取り戻した日本経済に注目すべき
いまの日本の活力は政府と企業の努力のおかげだ。一番の貢献者は知っての通りアベノミクスだ。2012年末に執権した安倍晋三首相は翌年から日本経済復活に向け「プロビジネス」を前面に出した政策を本格化した。金融緩和を通じた低金利と円安誘導、拡張的財政政策、法人税引き下げと規制緩和が核心基調だった。
政府が旗を振るとすぐに企業がこたえた。ソニー、パナソニック、トヨタ、日立など日本の代表企業は厳しい構造調整を経て世界市場に再登場している。ソニーはテレビメーカーではなくイメージセンサーとコンテンツ会社に変貌し、パナソニックも電子企業ではなく世界最大の自動車バッテリー企業であり、大手自動車部品メーカーに生まれ変わった。
2010年にアクセルペダルの欠陥により世界市場で1000万台の車両をリコールし沈没しかけたトヨタも完全に復活した。
東京大学をはじめとする日本の有名大学でも創業ブームが吹いている。過去には職業安定性が重視されたが最近では「自分の人生は自分が責任を負う」という工大生の創業が増加していると東京大学の各務茂夫教授は伝えた。昨年企業価値が100億円を超えた日本のスタートアップは47社で前年より2倍以上増えた。
日本は1992年に1人当たり国内総生産(GDP)3万ドルに進入した。昨年3万ドルの壁を超えたと推定される韓国より26年も先んじた。電子と自動車、石油化学など韓国の主力産業はほとんど過去に日本の主力産業で、高齢化と人口減少などの問題も韓国に先立ち体験している。いま韓日関係は最悪だが、韓国経済新聞は日本がどのように経済活力を取り戻し、どのような戦略で未来に走って行くかを現地取材した。
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