トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長の２回目の首脳会談が２月末ごろ（ｎｅａｒ　ｔｈｅ　ｅｎｄ　ｏｆ　Ｆｅｂｒｕａｒｙ）開催されると、ホワイトハウスが１８日（現地時間）明らかにした。

サンダース米大統領報道官はこの日、トランプ大統領が訪米中の北朝鮮の金英哲（キム・ヨンチョル）労働党副委員長の表敬訪問を受けて会談した直後、記者に送ったメールでこのように明らかにした。サンダース報道官は２回目の首脳会談場所は今後発表されると述べた。

またトランプ大統領は金正恩国務委員長との会談を期待していると伝えた。トランプ大統領は１日、「いつでも会う用意がある」という金委員長の「新年の辞」直後にもツイッターで同じ反応を見せた。


サンダース報道官はトランプ大統領が金英哲副委員長と９０分間ほど非核化と２回目の米朝首脳会談について議論したと説明した。しかし金英哲副委員長が金正恩委員長の親書を伝えたかどうかなど具体的な内容は明らかにしなかった。

金英哲副委員長の電撃的な米国訪問が実現し、２回目の米朝首脳会談の場所・日程が発表されるという観測がある中、ベトナムのダナンが具体的に挙がっている。

しかし「来月末ごろ」という概略的な日程だけを発表した点から、双方が首脳会談の開催には合意したものの場所については隔たりがあったのではという見方が出ている。双方は追加の高官級会談や実務接触を通じて首脳会談の議題や場所を調整するとみられる。

北朝鮮と米国は１７日からスウェーデンで接触中だと、ロイター通信など海外メディアは伝えた。北朝鮮の崔善姫（チェ・ソンヒ）外務次官は１７日、スウェーデンへ向かい、対北朝鮮交渉の全権が委任されている米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表もこの会議に合流する可能性が高い。

トランプ大統領はこの日、金英哲副委員長との会談前、対北朝鮮制裁問題を掌握するムニューシン財務長官に会って対北朝鮮制裁解除の可能性を点検したと推定される。