観測史上最悪のPM2.5の汚染を記録した今月14日を前後して、中国の汚染物質が集中的に韓半島(朝鮮半島)に流入していたことが確認された。
特に今回の粒子状物質の流入は北京など中国首都圏や青島などの山東省、西海(ソヘ、黄海)、白リョン島(ペクリョンド)を経てソウルなど首都圏に順に移動した。
◆9~15日の1週間の韓中汚染度を比較してみると
17日、中央日報が9~15日にかけての1週間の中国・韓国の大気汚染データを分析した結果、中国の汚染物質は11日から韓半島(朝鮮半島)に流入し始め、13~14日に集中的に流入したことが明らかになった。
今回の分析は韓国環境公団の大気汚染情報サイト「エアコリア(Air Korea)の微小粒子状物質(PM2.5)資料と中国生態環境部ホームページが発表している都市別の日平均大気環境指数(Air Quality Index、AQI)をベースに行った。
AQIはPM2.5の濃度そのものではないが、今回のようにPM2.5が主要汚染要因の場合、PM2.5の濃度に大きく左右される。
◆北京は12日にピークを迎えた後、減少
北京や天津、唐山(河北省)など、中国首都圏地域の場合、AQI数値が10日から急増し始め、12日に297でピークを迎えた。その後13日からは減少し始めて15日には60に落ちた。また、韓半島に近い済南・青島・日照など山東省の都市は一日の時差をおいて、11日からAQI数値が高まり始めた。
山東省地域は13日にAQIが293でピークを迎え、14日にも285を記録した。13~14日の2日間にわたってピークを持続した。
◆13日の白リョン島の汚染、ソウル上回る
西海を間に挟んだ白リョン島でも11日からPM2.5濃度が上昇した。9日はPM2.5の日平均濃度が1立方メートル当たり13マイクログラム(1マイクログラム=100万分の1グラム)で「良い」(15マイクログラム/立方メートル以下)水準だったが、10日は30マイクログラム/立方メートルで「普通」(16~35マイクログラム/立方メートル)を、11日と12日は57マイクログラム/立方メートルで「悪い」(36~75マイクログラム/立方メートル)水準を示した。
特に、13日には白リョン島のPM2.5の日平均値が97マイクログラム/立方メートルで、ソウル・仁川(インチョン)・京畿(キョンギ)など首都圏の80マイクログラム/立方メートルよりも明らかに高かった。その後、白リョン島は14日に120マイクログラム/立方メートルまで上昇した後、数値が徐々に落ち始めた。白リョン島では13日午後から14日までピークを示した。ソウルなど首都圏の場合、11日から14日までにPM2.5濃度が徐々に高まった。10日まで35マイクログラム/立方メートルで「普通」水準だったが、11日58マイクログラム/立方メートル、12日68マイクログラム/立方メートル、13日80マイクログラム/立方メートルまで上昇した。
首都圏では14日に122マイクログラム/立方メートルまで高まり、2015年にPM2.5を公式に測定をし始めて以降、最も高かった。首都圏の粒子状物質は15日午前まで猛威を振るったが、この日の日中から冷たい北西風が吹き込んで粒子状物質が散り、日平均値は82マイクログラム/立方メートルを記録した。忠南(チュンナム)・慶北(キョンブク)・慶南(キョンナム)など韓半島南部地方でも11日からPM2.5汚染度が上昇することはあったが、首都圏など中部地方に比べて全般的に粒子状物質汚染は少なかった。
南部地方は14日にPM2.5が61マイクログラム/立方メートルで首都圏の半分水準だった。15日には中部地方の粒子状物質が流れてきて、強風のため一部拡散して前日と同じ61マイクログラム/立方メートルを示した。南部地方の場合、14~15日がピークだったことになる。
韓国を襲った最悪の粒子状物質は北京から来た…データで確認(2)
特に今回の粒子状物質の流入は北京など中国首都圏や青島などの山東省、西海(ソヘ、黄海)、白リョン島(ペクリョンド)を経てソウルなど首都圏に順に移動した。
◆9~15日の1週間の韓中汚染度を比較してみると
17日、中央日報が9~15日にかけての1週間の中国・韓国の大気汚染データを分析した結果、中国の汚染物質は11日から韓半島(朝鮮半島)に流入し始め、13~14日に集中的に流入したことが明らかになった。
今回の分析は韓国環境公団の大気汚染情報サイト「エアコリア(Air Korea)の微小粒子状物質(PM2.5)資料と中国生態環境部ホームページが発表している都市別の日平均大気環境指数(Air Quality Index、AQI)をベースに行った。
AQIはPM2.5の濃度そのものではないが、今回のようにPM2.5が主要汚染要因の場合、PM2.5の濃度に大きく左右される。
◆北京は12日にピークを迎えた後、減少
北京や天津、唐山(河北省)など、中国首都圏地域の場合、AQI数値が10日から急増し始め、12日に297でピークを迎えた。その後13日からは減少し始めて15日には60に落ちた。また、韓半島に近い済南・青島・日照など山東省の都市は一日の時差をおいて、11日からAQI数値が高まり始めた。
山東省地域は13日にAQIが293でピークを迎え、14日にも285を記録した。13~14日の2日間にわたってピークを持続した。
◆13日の白リョン島の汚染、ソウル上回る
西海を間に挟んだ白リョン島でも11日からPM2.5濃度が上昇した。9日はPM2.5の日平均濃度が1立方メートル当たり13マイクログラム(1マイクログラム=100万分の1グラム)で「良い」(15マイクログラム/立方メートル以下)水準だったが、10日は30マイクログラム/立方メートルで「普通」(16~35マイクログラム/立方メートル)を、11日と12日は57マイクログラム/立方メートルで「悪い」(36~75マイクログラム/立方メートル)水準を示した。
特に、13日には白リョン島のPM2.5の日平均値が97マイクログラム/立方メートルで、ソウル・仁川(インチョン)・京畿(キョンギ)など首都圏の80マイクログラム/立方メートルよりも明らかに高かった。その後、白リョン島は14日に120マイクログラム/立方メートルまで上昇した後、数値が徐々に落ち始めた。白リョン島では13日午後から14日までピークを示した。ソウルなど首都圏の場合、11日から14日までにPM2.5濃度が徐々に高まった。10日まで35マイクログラム/立方メートルで「普通」水準だったが、11日58マイクログラム/立方メートル、12日68マイクログラム/立方メートル、13日80マイクログラム/立方メートルまで上昇した。
首都圏では14日に122マイクログラム/立方メートルまで高まり、2015年にPM2.5を公式に測定をし始めて以降、最も高かった。首都圏の粒子状物質は15日午前まで猛威を振るったが、この日の日中から冷たい北西風が吹き込んで粒子状物質が散り、日平均値は82マイクログラム/立方メートルを記録した。忠南(チュンナム)・慶北(キョンブク)・慶南(キョンナム)など韓半島南部地方でも11日からPM2.5汚染度が上昇することはあったが、首都圏など中部地方に比べて全般的に粒子状物質汚染は少なかった。
南部地方は14日にPM2.5が61マイクログラム/立方メートルで首都圏の半分水準だった。15日には中部地方の粒子状物質が流れてきて、強風のため一部拡散して前日と同じ61マイクログラム/立方メートルを示した。南部地方の場合、14~15日がピークだったことになる。
韓国を襲った最悪の粒子状物質は北京から来た…データで確認(2)
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