映画『満月』の台本読み合わせの様子
『満月』は初恋の相手からの手紙を受け取ったユニ(キム・ヒエ扮)が忘れて過ごしていた記憶を探しに旅に出る感性メロ映画だ。
昨年の第27回釜日映画賞で主演女優賞を手にしたキム・ヒエが胸の奥深くにしまっていた初恋の人を探しに旅に出るユニ役を感情豊かに演じる予定だ。
ユニの長年の友人ジュン役は日本を代表する女優の中村優子が演じる。映画『火垂』『ストロベリーショートケイクス』『デジタル三人三色2009:ある訪問』『ギリギリの女たち』『野火』など幅広い代表作を持つ中村優子は、今年BBC Oneで放送予定の日英合作ドラマ『GIRI/HAJI』に合流して活発な活動を繰り広げている。
ユニの娘セボムはガールズグループI.O.I(アイオーアイ)出身のキム・ソへが起用された。同作がスクリーンデビューとなるキム・ソへは『ドラマスペシャル-カン・トクスン愛情変遷史』『恋愛強要する社会』『リュウゼンコウ』『最高のチキン』などへのドラマ出演を通じて新人らしからぬ安定した演技を披露してその可能性を認められた。
また映画『アイ・キャン・スピーク』『生き残った子ども』で注目されているソン・ユビンはセボムのボーイフレンド、ギョンス役にキャスティングされて期待を集めている。
読み合わせには主演のキム・ヒエ、中村優子、キム・ソへ、ソン・ユビンが全員参加して息の合った掛け合いが目を引いた。4人はすでに撮影が始まったようなリアルな演技の呼吸で現場にいた出演陣やスタッフを圧倒した。
脚本・演出を手がけてたイム・デヒョン監督は「『満月』は日常を生きていく中で忘れてしまっていた恋や思いやりの価値を鮮明に語る映画だ。全員が一丸となって無事に撮影終わらせたい」と撮影に臨む熱い意欲を伝えた。
キム・ヒエは「シナリオを読んで大好きになり、幸せな気持ちで合流することになった。素敵な映画に出演することになりうれしい。撮り終わるまで、女優の1人として一生懸命撮影に臨みたい」と話し、作品に対する強い愛情と自信を垣間見せた。
中村優子は「月の光に魅せられて韓国まで来ることになった。そのような気持ちを込めて頑張りたい」と感想を明らかにした。
スクリーンデビューを控えているキム・ソへは「本当に出てみたかった作品なので、ご一緒できることになり光栄だ。一生懸命に努力し、楽しく撮影に臨みたい」と、新たな挑戦への期待を表わした。
ソン・ユビンは「2019年の最初の作品として『満月』に出演できることになりうれしい。新たな演技ができるのは幸せなことで、素晴らしい俳優やスタッフの方々とご一緒できるという点も楽しみだ。雪のようにやさしい作品に出演できるということもまた楽しみだ」と伝えた。
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