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<アジア杯>きょう韓中戦…中国「恐韓症ない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「恐韓症などは昔のことだ」。中国スポーツ専門メディアTitan Sportsのヤンサオルイ記者の声からは自信が感じられた。

中国サッカーは韓国と対戦するという言葉を聞くだけでも恐れた。1978年から2010年まで中国は韓国と対戦して16敗11分けだった。そして2010年2月の東アジアカップで初めて勝った。それも3-0の大勝だ。2017年3月のロシアワールドカップ(W杯)最終予選でも1-0で勝利した。

韓国と中国が16日午後10時30分(日本時間)、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ ・アルナヒヤンスタジアムで行われる2019アジアカップ・グループリーグC組第3戦でぶつかる。中国は勢いに乗っている。韓国と並んで2勝無敗だが、得失点(中国+4、韓国+2)でリードして組1位だ。


両国の対戦を2日後に控えた14日、ヤンサオルイ記者は「中国人はもう韓国に十分に勝てると考えている。まずアジアチャンピオンズリーグで中国チームが韓国チームに劣らなかった。W杯予選で勝った記憶もある。最近の中国の選手は韓国サッカーを恐れない」と述べた。また「韓国代表のパウロ・ベント監督はウリ・シュティーリケ元監督よりも劣る指導者と考える中国ファンが少なくない」と話した。ベント監督は2017年、中国重慶力帆を指揮したが7カ月で更迭された。シュティーリケ監督は昨年、中国天津泰達を1部リーグに残留させた。一種の「中国式計算法」だ。

中国ファンは「14億人のプライド」FW武磊(28・上海上港)に熱狂している。昨年の中国スーパーリーグ得点王(27得点)で、11日のグループリーグ第2戦のフィリピン戦では2得点した。中国現地では「韓国に孫興民(ソン・フンミン)がいるのなら、中国には武磊がいる」という。もちろん中国取材陣の中には「武磊が孫興民より上だと話す人は頭がおかしい」と言う記者もいる。

しかし肩を痛めている武磊は韓国戦に欠場する見通しだ。マルチェロ・リッピ中国監督(イタリア)は15日の公式記者会見で「武磊は韓国戦に出ない。リスクを負いたくない」と話した。続いて「トッテナムのFW孫興民はトップクラスの選手だ。1人を警戒するよりはチームで対応する」と語った。

中国DFの軸は張琳ホウ(30、広州恒大)だ。「孫興民をどう防ぐのか」という質問に対し、張琳ホウは「サッカーは個人のスポーツでなくチームスポーツだ。一人の選手だけを過度に多く分析するのはよくない」と答えた。

韓国はグループリーグ2戦2勝だが、けがや警告で失ったものも少なくない。組1位が決まる中国戦では孫興民と李青竜(イ・チョンヨン、31、ボーフム)に期待がかかる。

所属チームの日程を終えて14日に合流した孫興民は「(コンディションは)大丈夫だ」とし、すぐにも出場する考えを表した。所属チームでは週中に欧州チャンピオンズリーグ、週末にリーグ試合に出場した経験もある。

ベント監督はポルトガル代表監督時代、「エース」クリスティアーノ・ロナウド(34、ユベントス)を着実にAマッチに投入した。韓国が中国に勝ってC組1位になる場合、大会の日程上、決勝トーナメント第1戦まで6日間休むことができる。孫興民が投入される可能性があるということだ。

試合の流れを変える「ゲームチェンジャー」李青竜の役割も注目される。2011年に足を骨折して長期間にわたり厳しい時間を過ごした。しかし今季は独ブンデスリーガ2(2部リーグ)ボーフムに移籍した後、復活している。李青竜は2016年9月の中国戦でゴールを決め、3-2の勝利に寄与している。

大韓サッカー協会は中国戦のスローガンを「中国に勝つ大韓民国」に決めた。韓国サッカーは中国よりも大きいという意味だ。勝利のイメージの先鋒は孫興民と李青竜だ。



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