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韓経:韓国ゲーム最大手のネクソン、中国テンセントに売却の可能性も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
NXCの金正宙(キム・ジョンジュ)代表は1994年にKAIST電算学博士課程を6カ月でやめゲーム会社ネクソンを創業した。大規模多人数同時参加型ゲーム(MMORPG)『風の国』をヒットさせ韓国のオンラインゲーム産業の基礎を固めたという評価を受けている。ネクソンは『クレイジーアーケード』『メイプルストーリー』『カートライダー』『サドンアタック』『ダンジョン&ファイター』など大型ヒットゲームを輩出し韓国を代表するゲーム会社に成長した。金代表がこのように育てた会社を売却することにしたのは異例というのが業界の評価だ。

◇ゲーム業界「来るものが来た」

金代表は韓国のゲーム産業の未来は明るくないと判断したとみられる。李洛淵(イ・ナギョン)首相は昨年11月、「コンテンツ輸出の半分以上を担うほどゲーム産業が大きくなった」と讃えたが規制緩和議論は遅々として進まない。むしろ政界はモバイルゲーム決済限度制限、青少年の深夜時間ゲーム利用を禁止するシャットダウン制の拡大、ゲームの射幸産業分類など規制を強化する動きを見せている。


金代表は高校同窓のチン・ギョンジュン元検事長にネクソンの未上場株式4億2500万ウォン相当を無料で提供した容疑で2年間にわたり検察の取り調べと裁判を受けたりもした。昨年5月にソウル高裁での破棄控訴審で無罪確定判決を受けたが2年余りにわたり法廷に出入りし心身が疲れたと伝えられた。

ゲーム業界関係者は「金代表が知人らに『休みたい』という話をたびたびしてきた。周辺の人たちは『来るものが来た』という反応」と伝えた。

◇揺れるゲーム産業宗主国

ネクソンの買収候補としては、コンテンツ事業を全方向で強化しているカカオと韓国モバイルゲーム最大手のネットマーブル、中国1~2位のゲーム会社であるテンセントとネットイズ、米EAゲームズなどの名が挙がっている。

テンセントはネクソンの代表オンラインゲーム『ダンジョン&ファイター』の中国配給会社のため買収時にはシナジー効果が大きいという評価を受けている。2005年に発売された同作は昨年だけで1兆636億ウォンの営業利益を出し、NXCの主要な収益源となっている。同作ユーザーの90%は中国人だ。業界関係者は「昨年『バトルグラウンド』で興行に成功したクラフト(旧ブルーホール)の株式10%を確保したテンセントがネクソンまで買収する場合、ゲーム産業の主導権が中国に渡るだろう」と懸念する。

10兆ウォン前後の売却予想価格を考慮すると韓国企業が国内のプライベート・エクイティ・ファンド(PEF)など財務的投資家と組んで買収戦に出る可能性も議論される。

◇金代表の次の行動は

取引が成立すれば金代表は当分休息を取り別の事業を構想するとされる。金代表は初期のネイバーに投資し大きな収益を上げるほど投資感覚が優れているという評価を受けている。最近では持ち株会社のNXCを通じ欧州の仮想通貨取引所ビットスタンプ、高級ベビーカーブランドのストッケ、イタリア有機農飼料会社のアグラスデリック、日本のプレミアムゴルフウェアブランドのマーク&ロナなど20社ほどを買収したりもした。フィンテック、共有経済、食品、流通、教育など多様な業種にわたる。

投資銀行業界ではNXCが買収した系列会社のうち一部は売却対象から除外される可能性もあるとみている。業界関係者は「NXCはこれまで数回のブロックディール(時間外大量売買)を通じ日本に上場されたネクソンの持ち分率を減らし、売却代金で事業多角化を推進してきた。金代表がブロックチェーンなど一部を未来事業として残しておくものとみられる」と話した。

金代表が売却資金で社会貢献活動に積極的に取り組むとの見通しも出ている。彼は昨年5月に無罪が確定した後「1000億ウォンの財産を社会に還元し、新たな未来に寄与するための作業を始めたい」と明らかにした。





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