文在寅(ムン・ジェイン)大統領の今年の新年の辞が昨年に比べてがらりと変わった。
文大統領は2日、ソウル汝矣島(ヨイド)中小企業中央会で主催した新年会で「企業が投資しやすい環境を作ることにも力を入れていく。経済発展も雇用も結局は企業の投資から創り出される。企業が投資に積極的に出られるように政府が支援すると述べた。
文大統領は今年の新年の辞の90%を経済問題に割いた。「経済」という言葉を25回も言及した。文大統領は「われわれは今、重大な挑戦に直面している。政府ごとに経済成長率が下がってももう低成長が日常化した」と指摘し、「価値を創造する『革新』とわが経済の構造的限界を克服する新しい産業政策が必要だ」と話した。文大統領は「企業の革新と共にしていく」としながら「企業」という言葉も10回言及した。
昨年には新年の辞で「経済」が3回に過ぎなかった。代わりに、ろうそく革命と韓半島(朝鮮半島)の平和を強調した。「根元」「根幹」という言葉を使って「公正で正しい大韓民国を作ってほしいとの国民の意思も敬っていく」と話した。当時、文大統領は「平和」を6回、「北朝鮮」を4回言及しながら「新年、北漢山(プッカンサン)で日の出を見ながら、韓半島の平和、国民の安全という2つの願いを祈った」と話した。
だが、今年は「北朝鮮」は一度も口にしなかった。韓半島の非核化問題も新年の辞の最後の部分に簡略に触れた。「平和」が9回出たが、「平和がわが経済に大きな力になる時代を必ず作りたい」として経済中心に語った。文大統領は既存の経済政策の基調は変わっていないという点を明確にした。
文大統領は「経済政策の基調と大きな枠組みを変えることは時間がかかり、論議が存在するしかない。行ったことのない道なので不安を覚えるかもしれない」として「しかし、この道は必ず行くべきところで、より多くの国民が共感する時まで忍耐するだろう」と話した。だが、所得主導成長という言葉は口にせず、代わりに革新成長を含んで「革新」という言葉を12回言及した。基調が変わるわけではないが、政策手段を柔軟に持っていくという意味に読まれる。文大統領は「第4次産業革命の基盤であるデータ・人工知能・水素エネルギー経済・スマート工場・自律走行のためなど革新成長のための予算を本格的に投じていく」と話した。文大統領は労組の反対で合意が失敗に終わった光州(クァンジュ)型雇用を例に挙げ、断固たる語調で「対話と妥協、譲歩と苦痛の分担なしには一歩も進むことはできない」とも話した。
このような雰囲気は大統領が主催した新年会が通常、青瓦台(チョンワデ、大統領府)迎賓館で開かれてきたことと違い、今年初めて中小企業中央会で開催されたこととも関係がある。文大統領は新年の辞で「中小企業や小商工人、自営業者が特にうまくいくことを願う気持ちを込めた。特に、経済人も多く招いた」と話した。
青瓦台関係者は「国民が政府の経済政策の成果を体感できていないという指摘に同意する。内部的に今回の新年の辞では経済中心に話したいという共感があった」と説明した。
特に、この日、新年会には文在寅政府発足後初めて大統領行事にサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長、現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)首席総括副会長、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長など4大グループトップが参加した。彼らは金秀顕(キム・スヒョン)青瓦台政策室長、金栄珠(キム・ヨンジュ)韓国貿易協会長、カン・ホガプ中堅企業会長、ソン・ギョンシク経済人総連会長とともに同じテーブルに座った。昨年の新年会にはサムスンからユン・ブクン副会長、LGからク・ボンジュン副会長が参加した。文大統領は行事場所で4大トップと別に握手を交わさなかった。しかし、この日、参加者が最も多くあいさつしたところは4大トップらが座ったテーブルだった。
文大統領は2日、ソウル汝矣島(ヨイド)中小企業中央会で主催した新年会で「企業が投資しやすい環境を作ることにも力を入れていく。経済発展も雇用も結局は企業の投資から創り出される。企業が投資に積極的に出られるように政府が支援すると述べた。
文大統領は今年の新年の辞の90%を経済問題に割いた。「経済」という言葉を25回も言及した。文大統領は「われわれは今、重大な挑戦に直面している。政府ごとに経済成長率が下がってももう低成長が日常化した」と指摘し、「価値を創造する『革新』とわが経済の構造的限界を克服する新しい産業政策が必要だ」と話した。文大統領は「企業の革新と共にしていく」としながら「企業」という言葉も10回言及した。
昨年には新年の辞で「経済」が3回に過ぎなかった。代わりに、ろうそく革命と韓半島(朝鮮半島)の平和を強調した。「根元」「根幹」という言葉を使って「公正で正しい大韓民国を作ってほしいとの国民の意思も敬っていく」と話した。当時、文大統領は「平和」を6回、「北朝鮮」を4回言及しながら「新年、北漢山(プッカンサン)で日の出を見ながら、韓半島の平和、国民の安全という2つの願いを祈った」と話した。
だが、今年は「北朝鮮」は一度も口にしなかった。韓半島の非核化問題も新年の辞の最後の部分に簡略に触れた。「平和」が9回出たが、「平和がわが経済に大きな力になる時代を必ず作りたい」として経済中心に語った。文大統領は既存の経済政策の基調は変わっていないという点を明確にした。
文大統領は「経済政策の基調と大きな枠組みを変えることは時間がかかり、論議が存在するしかない。行ったことのない道なので不安を覚えるかもしれない」として「しかし、この道は必ず行くべきところで、より多くの国民が共感する時まで忍耐するだろう」と話した。だが、所得主導成長という言葉は口にせず、代わりに革新成長を含んで「革新」という言葉を12回言及した。基調が変わるわけではないが、政策手段を柔軟に持っていくという意味に読まれる。文大統領は「第4次産業革命の基盤であるデータ・人工知能・水素エネルギー経済・スマート工場・自律走行のためなど革新成長のための予算を本格的に投じていく」と話した。文大統領は労組の反対で合意が失敗に終わった光州(クァンジュ)型雇用を例に挙げ、断固たる語調で「対話と妥協、譲歩と苦痛の分担なしには一歩も進むことはできない」とも話した。
このような雰囲気は大統領が主催した新年会が通常、青瓦台(チョンワデ、大統領府)迎賓館で開かれてきたことと違い、今年初めて中小企業中央会で開催されたこととも関係がある。文大統領は新年の辞で「中小企業や小商工人、自営業者が特にうまくいくことを願う気持ちを込めた。特に、経済人も多く招いた」と話した。
青瓦台関係者は「国民が政府の経済政策の成果を体感できていないという指摘に同意する。内部的に今回の新年の辞では経済中心に話したいという共感があった」と説明した。
特に、この日、新年会には文在寅政府発足後初めて大統領行事にサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長、現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)首席総括副会長、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長など4大グループトップが参加した。彼らは金秀顕(キム・スヒョン)青瓦台政策室長、金栄珠(キム・ヨンジュ)韓国貿易協会長、カン・ホガプ中堅企業会長、ソン・ギョンシク経済人総連会長とともに同じテーブルに座った。昨年の新年会にはサムスンからユン・ブクン副会長、LGからク・ボンジュン副会長が参加した。文大統領は行事場所で4大トップと別に握手を交わさなかった。しかし、この日、参加者が最も多くあいさつしたところは4大トップらが座ったテーブルだった。
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