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米国主流社会に受け入れられた韓国「辛ラーメン」

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版

韓国農心の海外進出に弾みがついている。農心ラーメンを食べる米国人(写真=農心)

最近は米国の議会とペンタゴン(国防総省)の売店では韓国農心(ノンシム)の「辛ラーメン」を購入できる。「辛ラーメンブラック」は米シアトルのアマゾンで袋麺では唯一販売されている。コストコやクローガーなど大型流通店でも人気アイテムに定着した。韓国系やアジア系移民者の共同体レベルを越えた拡張だ。

農心側は「辛ラーメンはメインストリーム(主流)が知って買っていくグローバル製品になった」とし「おかげでメインストリームへの販売が今年34%も増える見込み」と伝えた。

海外全体の販売増加率は18%ほどだ。米国メインストリームの売上増加率が倍近く高い。中国の増加率(23%)と比べてもはるかに高い。このため売上比率にも変化が生じた。以前まではメインストリームとアジアマーケットの比率が5対5だった。しかし今年は6対4に変わる可能性が高い。


辛ラーメンの辛さが南米の辛さと違う点などが人気の要因だ。農心がウォルマート約1300店舗で実施した購買動機調査の結果によると、消費者は「他の商品では味わえない深みある辛さ」と「一食として遜色のない品質」を最も多く選んだ。会社側は「K-POPなど韓流ブームを寄与した」と説明した。

米国メインストリームの辛ラーメン人気は、農心が本格的に米国に進出してから約20年間の成果だ。農心は1994年に米国に現地法人を設立した。2005年にはロサンゼルスに現地工場を建設した。主にアジア系が多く暮らす米国西部と米国全域の韓国系コミュニティーが主なターゲットだった。しかし昨年からはウォルマートなど大型流通チャンネルを通じて攻撃的に販売し、メインストリームの売上比率が高まった。

農心は今月の現地工場増設を契機に米国市場での販売にさらに拍車を加えるという。特に2019年にはカップ麺で米主流社会に浸透させる計画だ。可能性は十分にある。米ラーメン市場は年間およそ12億ドルで、カップ麺と袋麺の比率が半々だ。米国では電子レンジを利用した食品調理が一般化している。



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