今年下半期の第8回韓経輸入車サービス指数(KICSI)評価では、アフターサービス(AS)投資を積極的に拡大したレクサスとボルボ、メルセデス・ベンツが頭角を現わした。レクサスは3位から2位に、ボルボは4位から3位に、ベンツは6位から4位に上昇した。
ポルシェは今年上半期の第7回評価に続き2回連続で1位に入った。評価対象に含まれて以来、「トップ3」の常連ブランドだったランドローバーは5位に落ちた。今年の夏に相次いだ火災事故でブランドイメージに大きな打撃を受けたBMWは9位から12位に3ランクダウンした。ミニ(MINI)は11位から15位に落ちた。
◆ポルシェ、2回連続1位ランクイン
ポルシェは今回の第8回KICSI評価で総合評点73.7点で1位を占めた。2位のレクサス(73.1点)を0.6点差でおさえた。ポルシェは消費者対象アンケート調査の結果である定性評価(100点満点)で76.3点を獲得して1位を記録した。定性評価の5項目(設備、約束履行、迅速性、信頼性、共感性)ですべて1位だった。
定量評価では71.1点を獲得し、ランドローバーとレクサス、ベンツに続き4位に入った。定量評価はASインフラをどの程度構築したかを示す指標だ。損害率や修理期間、苦情件数、車両整備用作業台数等が評価対象だ。ポルシェは高いAS満足度を基に販売台数をのばしている。今年1~11月の累積販売量は4066台を記録した。韓国市場進出32年で最大の販売台数だ。
レクサスは2位に入り、第7回評価で折れた自尊心を回復した。第4回評価以降、不動の1位だったレクサスは、第7回評価で3位に落ちた。今回の評価では定性評価(74.2点)と定量評価(72.0点)ともに2位を占めて順位を1ランクアップさせた。レクサスは販売台数に比べて消費者の苦情発生件数が最も少ないブランドだと評価された。ベンツは定性評価では10位にとどまったが、定量評価で3位を占めて総合順位4位に入った。
ボルボは2017年上半期の第5回評価で8位に入ってから順位が垂直上昇している。第6回で6位、第7回で4位を記録したことに続き、今回の評価では総合評点71.3点を獲得して3位を占めた。ボルボが「トップ3」に入ったのは今回が初めてだ。KICSI評価委員長のイ・ヒョンジェ氏(国民大学校経営大学教授)は「ボルボは昨年末に165台に過ぎなかったサービス作業台を今年6月基準で204台まで増やした」とし「ASインフラ拡充のために地道に投資を増やしたブランドが良い結果を収めた」と説明した。
◆ジャガー・ランドローバー、それぞれ3ランク下落
BMWは総合評点66.9点を得て12位にとどまった。前回の評価(9位)に比べると3ランク落ちた。66.3点のミニも4ランクダウンの15位にとどまった。消費者対象アンケート調査評価でBMW(13位)とミニ(16位)は最下位圏に位置した。今年の夏に相次いで発生した車両火災事故で消費者の信頼度が落ちたことが順位下落の主な原因に挙げられた。リコール(欠陥是正)措置に伴う消費者の不満が溜まった結果という分析もある。
第3回評価で1位に入った後、第4回評価から2位をキープしていたランドローバーは今回の評価で5位に終わった。ジャガーも8位から11位に3ランク下落した。ランドローバーは定性評価で大きく後退した(5位→12位)。累積販売台数1万台当たりの消費者苦情件数も2.4台を記録し、日産とジャガーに続き3番目に多かった。
6位を占めたホンダは前回の評価(13位)に比べて7ランク上昇した。「サビ腐食事態」の後手対応問題によって、前回の評価では総合順位が6ランクも落ちていたが、6カ月ぶりに不振を挽回した。クライスラー・ジープ、フォードは4ランクずつ順位をあげて8位と10位を記録した。
■KICSI
Korea Economic Daily Imported Car Service Index.韓国経済新聞が2015年6月、国民大学校自動車研究所、韓国消費者院、保険開発院などと共に開発した輸入車サービス評価指数だ。毎年上・下半期に自動車価格に対する保険料と損害率、苦情件数、修理期間などの量的指標と、消費者アンケートで調査した質的指標を50対50で反映して点数化している。
ポルシェは今年上半期の第7回評価に続き2回連続で1位に入った。評価対象に含まれて以来、「トップ3」の常連ブランドだったランドローバーは5位に落ちた。今年の夏に相次いだ火災事故でブランドイメージに大きな打撃を受けたBMWは9位から12位に3ランクダウンした。ミニ(MINI)は11位から15位に落ちた。
◆ポルシェ、2回連続1位ランクイン
ポルシェは今回の第8回KICSI評価で総合評点73.7点で1位を占めた。2位のレクサス(73.1点)を0.6点差でおさえた。ポルシェは消費者対象アンケート調査の結果である定性評価(100点満点)で76.3点を獲得して1位を記録した。定性評価の5項目(設備、約束履行、迅速性、信頼性、共感性)ですべて1位だった。
定量評価では71.1点を獲得し、ランドローバーとレクサス、ベンツに続き4位に入った。定量評価はASインフラをどの程度構築したかを示す指標だ。損害率や修理期間、苦情件数、車両整備用作業台数等が評価対象だ。ポルシェは高いAS満足度を基に販売台数をのばしている。今年1~11月の累積販売量は4066台を記録した。韓国市場進出32年で最大の販売台数だ。
レクサスは2位に入り、第7回評価で折れた自尊心を回復した。第4回評価以降、不動の1位だったレクサスは、第7回評価で3位に落ちた。今回の評価では定性評価(74.2点)と定量評価(72.0点)ともに2位を占めて順位を1ランクアップさせた。レクサスは販売台数に比べて消費者の苦情発生件数が最も少ないブランドだと評価された。ベンツは定性評価では10位にとどまったが、定量評価で3位を占めて総合順位4位に入った。
ボルボは2017年上半期の第5回評価で8位に入ってから順位が垂直上昇している。第6回で6位、第7回で4位を記録したことに続き、今回の評価では総合評点71.3点を獲得して3位を占めた。ボルボが「トップ3」に入ったのは今回が初めてだ。KICSI評価委員長のイ・ヒョンジェ氏(国民大学校経営大学教授)は「ボルボは昨年末に165台に過ぎなかったサービス作業台を今年6月基準で204台まで増やした」とし「ASインフラ拡充のために地道に投資を増やしたブランドが良い結果を収めた」と説明した。
◆ジャガー・ランドローバー、それぞれ3ランク下落
BMWは総合評点66.9点を得て12位にとどまった。前回の評価(9位)に比べると3ランク落ちた。66.3点のミニも4ランクダウンの15位にとどまった。消費者対象アンケート調査評価でBMW(13位)とミニ(16位)は最下位圏に位置した。今年の夏に相次いで発生した車両火災事故で消費者の信頼度が落ちたことが順位下落の主な原因に挙げられた。リコール(欠陥是正)措置に伴う消費者の不満が溜まった結果という分析もある。
第3回評価で1位に入った後、第4回評価から2位をキープしていたランドローバーは今回の評価で5位に終わった。ジャガーも8位から11位に3ランク下落した。ランドローバーは定性評価で大きく後退した(5位→12位)。累積販売台数1万台当たりの消費者苦情件数も2.4台を記録し、日産とジャガーに続き3番目に多かった。
6位を占めたホンダは前回の評価(13位)に比べて7ランク上昇した。「サビ腐食事態」の後手対応問題によって、前回の評価では総合順位が6ランクも落ちていたが、6カ月ぶりに不振を挽回した。クライスラー・ジープ、フォードは4ランクずつ順位をあげて8位と10位を記録した。
■KICSI
Korea Economic Daily Imported Car Service Index.韓国経済新聞が2015年6月、国民大学校自動車研究所、韓国消費者院、保険開発院などと共に開発した輸入車サービス評価指数だ。毎年上・下半期に自動車価格に対する保険料と損害率、苦情件数、修理期間などの量的指標と、消費者アンケートで調査した質的指標を50対50で反映して点数化している。
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