韓国海軍駆逐艦が今月20日、日本海上自衛隊の哨戒機を射撃統制レーダーで照準したという日本側の主張を韓国軍当局が23日、否定した。日本は韓国の駆逐艦が公海上で射撃統制レーダーで海上哨戒機を意図的にねらったものだとして連日激昂した反応を示し、韓日関係が悪化の一途だ。
複数の軍消息筋によると、20日午後3時ごろ、独島(ドクト、日本名・竹島)北東200キロ沖の公海上で、韓国海軍「広開土大王」(DDH-971)が漂流中の北朝鮮漁船に対する捜索・救助作戦を行っていた途中、日本海上自衛隊の海上哨戒機P-1が近接してきたため、これを識別するために電子光学標的追跡装備(EOTS)を作動した。消息筋は「当時1.5メートルの波が立ち、1トン未満の北朝鮮漁船を探すのが難しい状況だった」とし「当時、(艦砲とミサイル照準用)射撃統制レーダーのSTIR 180は日本哨戒機に向かってレーダー電波を撃っていない」と説明した。光学カメラに赤外線装備をつけたEOTSは、悪天候や夜間に遠く離れた物体を把握する装備で、射撃統制レーダーSTIR 180に装着されている。EOTSを哨戒機側に向けたことでSTIR 180のアンテナが一緒に動いたが、STIR 180からレーダー電波は放出されなかったというのが軍説明だ。STIR 180は指揮部の許可を受けないと作動させることはできない。
「広開土大王」はこの日、別の射撃統制レーダー「MW-08」は稼動させていた。キム・ジンヒョン予備役海軍少将は「MW-08は精密探索が可能なので救助活動にもよく利用する。悪天候の時も使っているレーダー」と説明した。別の軍消息筋は「威嚇飛行をしていたのはむしろ日本海上哨戒機のほう」とし「無線電話で国籍や正体を明らかにしなかった」とした。
日本海上哨戒機「P-1」はEOTSでSTIR 180の動きを独自に確認したとみられる。読売新聞は「P1哨戒機の搭乗員が無線で意図を問い合わせたが、駆逐艦からは応答はなかった」と報じた。これに対して海軍関係者は「日本哨戒機は国際商船共通網を使って韓国海洋警察に問い合わせをした。通信状態も非常に良くなかった」と話した。
国防部当局者は「駐韓日本大使館の武官が21日午前に国防部に経緯を問い合わせてきたので十分に説明した」とし「それでもこの日夕方、岩屋毅防衛相が記者会見を開いて韓国を非難して非常に困惑している」と述べた。岩屋防衛相は会見で「(火器管制レーダーの照準は)実際の火器の使用に先立って実施する行為で、不測の事態を招きかねない、極めて危険な行為」とし「強く抗議した」と明らかにした。
日本防衛省は22日、別途発表文を出して「火器管制レーダーは、攻撃実施前に攻撃目標の精密な方位・距離を測定するために使用するものであり、広範囲の捜索に適するものではなく、遭難船舶を捜索するためには、水上捜索レーダーを使用することが適当だ。火器管制レーダーの照射は、不測の事態を招きかねない危険な行為」と批判した。「わが国を威嚇し、自衛隊員の生命を危険にさらす行為で許しがたい。味方と思ったら背中から撃つような行為だ」(山田宏防衛政務官)など閣僚の公開非難も相次いでいる。
時事通信は「故意だと疑わざるを得ない」「(韓国側説明は)かなり苦しい言い訳だ」という防衛省内の声を伝えた。日本メディアは日本政府内に流れている「韓国との関係回復は不可能だ」という気流を報道した。東京新聞によると、首相官邸関係者は「(韓国は)もう相手にできない。当面、韓国はそのまま放置しておく」とも述べた。このような強硬対応には安倍晋三首相の意中が反映されているとの分析がある。最近、大法院(最高裁)の強制徴用裁判や慰安婦財団の解散などで溜まってきた韓国に対する不満が爆発したというものだ。東京の消息筋は「日本政府としてはそれでなくても泣きたいところなのに、韓国政府が頬を叩いたような気分だろう」といった。
24日にソウルで開かれる金容吉(キム・ヨンギル)外交部北東アジア局長と金杉憲治日本外務省アジア大洋州局長の協議でも関連内容が扱われる展望だ。韓国政府は北朝鮮の遭難舶に関連し、20日に救助した北朝鮮船舶乗組員3人と死体1体を22日、板門店を通じて北朝鮮に引き渡した。
複数の軍消息筋によると、20日午後3時ごろ、独島(ドクト、日本名・竹島)北東200キロ沖の公海上で、韓国海軍「広開土大王」(DDH-971)が漂流中の北朝鮮漁船に対する捜索・救助作戦を行っていた途中、日本海上自衛隊の海上哨戒機P-1が近接してきたため、これを識別するために電子光学標的追跡装備(EOTS)を作動した。消息筋は「当時1.5メートルの波が立ち、1トン未満の北朝鮮漁船を探すのが難しい状況だった」とし「当時、(艦砲とミサイル照準用)射撃統制レーダーのSTIR 180は日本哨戒機に向かってレーダー電波を撃っていない」と説明した。光学カメラに赤外線装備をつけたEOTSは、悪天候や夜間に遠く離れた物体を把握する装備で、射撃統制レーダーSTIR 180に装着されている。EOTSを哨戒機側に向けたことでSTIR 180のアンテナが一緒に動いたが、STIR 180からレーダー電波は放出されなかったというのが軍説明だ。STIR 180は指揮部の許可を受けないと作動させることはできない。
「広開土大王」はこの日、別の射撃統制レーダー「MW-08」は稼動させていた。キム・ジンヒョン予備役海軍少将は「MW-08は精密探索が可能なので救助活動にもよく利用する。悪天候の時も使っているレーダー」と説明した。別の軍消息筋は「威嚇飛行をしていたのはむしろ日本海上哨戒機のほう」とし「無線電話で国籍や正体を明らかにしなかった」とした。
日本海上哨戒機「P-1」はEOTSでSTIR 180の動きを独自に確認したとみられる。読売新聞は「P1哨戒機の搭乗員が無線で意図を問い合わせたが、駆逐艦からは応答はなかった」と報じた。これに対して海軍関係者は「日本哨戒機は国際商船共通網を使って韓国海洋警察に問い合わせをした。通信状態も非常に良くなかった」と話した。
国防部当局者は「駐韓日本大使館の武官が21日午前に国防部に経緯を問い合わせてきたので十分に説明した」とし「それでもこの日夕方、岩屋毅防衛相が記者会見を開いて韓国を非難して非常に困惑している」と述べた。岩屋防衛相は会見で「(火器管制レーダーの照準は)実際の火器の使用に先立って実施する行為で、不測の事態を招きかねない、極めて危険な行為」とし「強く抗議した」と明らかにした。
日本防衛省は22日、別途発表文を出して「火器管制レーダーは、攻撃実施前に攻撃目標の精密な方位・距離を測定するために使用するものであり、広範囲の捜索に適するものではなく、遭難船舶を捜索するためには、水上捜索レーダーを使用することが適当だ。火器管制レーダーの照射は、不測の事態を招きかねない危険な行為」と批判した。「わが国を威嚇し、自衛隊員の生命を危険にさらす行為で許しがたい。味方と思ったら背中から撃つような行為だ」(山田宏防衛政務官)など閣僚の公開非難も相次いでいる。
時事通信は「故意だと疑わざるを得ない」「(韓国側説明は)かなり苦しい言い訳だ」という防衛省内の声を伝えた。日本メディアは日本政府内に流れている「韓国との関係回復は不可能だ」という気流を報道した。東京新聞によると、首相官邸関係者は「(韓国は)もう相手にできない。当面、韓国はそのまま放置しておく」とも述べた。このような強硬対応には安倍晋三首相の意中が反映されているとの分析がある。最近、大法院(最高裁)の強制徴用裁判や慰安婦財団の解散などで溜まってきた韓国に対する不満が爆発したというものだ。東京の消息筋は「日本政府としてはそれでなくても泣きたいところなのに、韓国政府が頬を叩いたような気分だろう」といった。
24日にソウルで開かれる金容吉(キム・ヨンギル)外交部北東アジア局長と金杉憲治日本外務省アジア大洋州局長の協議でも関連内容が扱われる展望だ。韓国政府は北朝鮮の遭難舶に関連し、20日に救助した北朝鮮船舶乗組員3人と死体1体を22日、板門店を通じて北朝鮮に引き渡した。
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