文在寅（ムン・ジェイン）大統領がブエノスアイレスで開かれる主要２０カ国（Ｇ２０、１１．３０～１２．１）首脳会議の出席のために２９日（現地時間）、アルゼンチンに到着した。

文大統領はこの日、アルゼンチンに到着して初日の日程として国立歴史記念公園に献花し、現地同胞懇談会に参加した。

文大統領は３０日「公正で持続可能な開発のためのコンセンサス構築」をテーマに開幕するＧ２０首脳会議に参加する。文大統領は今回のＧ２０首脳会議で革新と公正、包容性を包括する韓国政府の「皆が豊かに暮らす革新的包容国家ビジョン」を紹介する予定だ。


文大統領はＧ２０でドナルド・トランプ米国大統領と就任後６回目の韓米首脳会談を行う。韓国時間では来月１日明け方が有力だ。青瓦台（チョンワデ、大統領府）は、文大統領が２回目の米朝首脳会談の早期開催が必要だという意向をトランプ大統領に伝えると明らかにした。文大統領はＧ２０でトランプ大統領の他にアルゼンチン・オランダ・南アフリカ共和国の首脳とも二国間会談を行う予定だ。オランダは今年の国連安保理非常任理事国であり、南アフリカ共和国は来年から国連安保理非常任理事国として活動する予定だ。

これに先立ち、文大統領は２７～２８日にチェコを訪問してアンドレイ・バビシュ首相と会談を行い、チェコが推進している原発受注に韓国の参加を呼びかけた。文大統領は「チェコ政府が今後、原発建設を推進することに決める場合、優秀な技術力と運営・管理経験を保有した韓国企業が参加することができるように関心を持ってほしい」と述べた。文大統領は「韓国は現在、２４基の原発を運営しており、原発を運営してきた過去４０年間ただ一件の事故もなかった」として「ＵＡＥバラカ原発も砂漠という特殊な環境でも費用追加なしに工期を完ぺきに合わせた」と紹介した。これを受け、バビシュ首相は「予定より延ばされる他国の原発建設の事例をよく知っている。ただ、われわれもまた準備ができていない」とし、「ＵＡＥバカラ原発事業の成功事例をよく承知しており、韓国原発の安全性に関する技術を高く評価している」と話した。