インド・太平洋地域の地理的範囲は多少曖昧だが、重要な点はトランプ政府が関心事の範囲を北東アジア・東南アジアからインドまで拡張しようとしているということだ。ペンス副大統領はインド・太平洋外交戦略の3本柱として繁栄、安保、正しい政府への支持を提示した。各項目に対するトランプ政府のアプローチは過去の政府とは異なる。この違いに注目する必要がある。
「繁栄」は米国が国際社会の経済的競争から押し出されているという批判にトランプ行政府が応酬したものとみられる。トランプ大統領は既存の経済関係を再確立してきた。韓国もその事例の一つだ。改正された韓米自由貿易協定(FTA)が既存の協定と大きく変わったわけではなかったが、トランプ行政府は成果として宣伝した。トランプは日本とのFTA締結を構想しており、中国の一帯一路戦略に対抗する民間プロジェクト中心のインフラ投資の拡大も語っている。
【コラム】米国のインド・太平洋外交戦略が韓国に示唆する点(2)
「繁栄」は米国が国際社会の経済的競争から押し出されているという批判にトランプ行政府が応酬したものとみられる。トランプ大統領は既存の経済関係を再確立してきた。韓国もその事例の一つだ。改正された韓米自由貿易協定(FTA)が既存の協定と大きく変わったわけではなかったが、トランプ行政府は成果として宣伝した。トランプは日本とのFTA締結を構想しており、中国の一帯一路戦略に対抗する民間プロジェクト中心のインフラ投資の拡大も語っている。
【コラム】米国のインド・太平洋外交戦略が韓国に示唆する点(2)
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