現代車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長(左)、エリオットマネジメントのポール・シンガー会長(写真=中央フォト)
エリオットはコンウェイマッケンジーにコンサルティングを依頼し、現代車グループ主要系列会社が超過資本状態だと主張した。コンウェイマッケンジーの報告書は▼現代自動車8兆5833億-9兆9053億ウォン(約8580億-9900億円)▼現代モービス4兆1554億-4兆6226億ウォンの余剰現金が存在すると分析した。結局、多くの資本が非営業用資産とされ、株主に配当形態で還元する資金が少ないという主張だ。
ただ、エリオットは14日現在、余剰現金を算出する過程で、現代車・現代モービスが今年投入する現金を計算した方式を明確に説明できずにいる。コンウェイマッケンジーも「今回の報告書は公開された財務データを基礎とするが、米国公認会計士協会基準で調査・検討を実施しなかった」とし「投資決定の根拠にならない報告書」と明らかにした。
また、エリオットは現代車グループは非核心資産への投資が過度に多いと主張した。例えば現代車グループはソウル三成洞(サムソンドン)旧韓電社屋不動産に10兆5500億ウォンを投資した。エリオットは「すべての非核心資産を戦略的に検討すべき」と要求した。さらに支配構造改編過程で現代車グループの疎通が不足していると指摘した。支配構造改編過程をエリオットなど他の株主と協業すべきという要求だ。
このほか、現代車グループ系列会社の取締役会に独立的な社外取締役を追加で選任することを提案した。結局、一部の株主に友好的な社外取締役を通じて取締役会で自社株買いなど株主配当を拡大するという意図と解釈される。
KB証券のカン・ソンジン研究員は「この書簡は今後開かれる可能性がある現代車株主総会で、エリオットマネジメントが株主を説得して有利な立場になろうという作業」と解釈した。エリオットの要求案に対し、現代車グループは「公式的な立場はない」と短く答えた。
現代車グループは5月、現代モービスのモジュール・アフターサービス(AS)部品事業を分割して現代グロービスと合併する支配構造の改編を推進した。しかし8月にエリオットが支配構造改編への反対に率先し、改編案は座礁した。この過程で結果的にエリオットは大規模な損失を出したと推定される。
エリオットは現在、現代車グループ株の持ち株比率や状況を公開していない。ただ、エリオットが公開した内容を総合すると、エリオットは現代自動車株3.0%、起亜自動車株2.1%、現代モービス株2.6%を保有していると推定される。これを基準にすると、エリオットはこれまで2470億ウォンの投資損失を出したという計算になる。
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