「良い人材を外国企業に奪われていて悩みだ。最近は日本企業が韓国から人を(積極的に)採用している」。
6日に「グローバル人材フォーラム2018」の開幕式に出席した具滋烈(ク・ジャヨル)LSグループ会長がした話だ。この日参加した政財界と学界の主要関係者は、「未来に向けた人材育成が切実だ」ということで意見が一致した。高麗(コリョ)大学の廉載鎬(ヨム・ジェホ)総長は「大企業と違い中小企業や地方にある企業は採用できる人材がいなくて騒いでいる。『数年間大企業は採用できないようにしなければならない』という笑い話も出ている」と話した。その上で「人材ミスマッチを解決することに集中しなければならない」と付け加えた。
◇創意的な人材需要増加するだろう
今年で13回目となる「グローバル人材フォーラム2018」は、「未来を開く挑戦」を主題に開かれた。2300人の出席者はソウル市内のホテルに設けられた会場のあちこちで意見を交わし討論した。具会長をはじめ、孫京植(ソン・ギョンシク)韓国経営者総協会会長、朴三求(パク・サムグ)錦湖(クムホ)アシアナグループ会長、崔信源(チェ・シンウォン)SKネットワークス会長、申宗均(シン・ジョンギュン)サムスン電子副会長、河ヒョン会(ハ・ヒョンフェ)LGユープラス副会長ら財界主要関係者が大挙参加した。
孫会長は開幕式前の行事で開かれた「VIPティータイム」で、「第4次産業革命を迎える韓国社会で人材は最も重要な価値。人材フォーラムはこうした側面を掘り下げお互いの考えを共有できる席」と話した。河副会長は「韓国が世界の産業のトレンドを主導するにはグローバル人材確保が最も重要だ。未来を正確に見る人材戦略、事業戦略セッションに興味を持っている」と話した。
ハナ金融の金正泰(キム・ジョンテ)会長をはじめとする金融界の主要関係者も熱を帯びた討論を行った。新韓銀行の魏聖昊(ウィ・ソンホ)頭取は「金融圏こそ第4次産業革命時代に合う人材が切実だ。伝統的なスペックにしばられず、創意性を持った人材を選ばなければならない」と強調した。
JB金融の金翰(キム・ハン)会長は「銀行の採用では公正性が強調され、決まった答を要求する試験を運営することになった。単純な試験で創意的な人を選ぶのには困難がある」と話した。
◇元官僚からの助言もあふれる
中堅・中小企業家も積極的に意見を出した。中小企業中央会の朴成沢(パク・ソンテク)会長は「いま経済が厳しいのはグローバル人材を育てることができなかったため。グローバルネットワークの拡大のためにも海外人材誘致など人材開放に出なければならない」と話した。保寧(ポリョン)製薬の金昇浩(キム・スンホ)会長は「未来指向的な人材が多くなったら良いだろう。旧世代との溝をしっかりと理解し変化する環境にしっかり対処する人材を養成する教育政策が必要だ」とした。
元官僚の助言もあふれた。金大中(キム・デジュン)政権当時に教育人的資源部(現教育部)長官を務めた金振杓(キム・ジンピョ)議員(共に民主党)は、兪銀恵(ユ・ウンヘ)副首相兼教育部長官に教育部の名称変更を提案し目を引いた。金議員は「人的資源(ヒューマンリソース)政策を除いては教育部の役割を論じることはできない。それでも現在の教育部組織上、人的資源を総括する部署さえない」と指摘した。これに対し兪副首相は「積極的に検討したい」とした。
韓悳洙(ハン・ドクス)元首相は「教育分野の自律性を強化することが未来時代に必要な人材を育てられる方策。今回の人材フォーラムで教育自律性に対する議論がなされれば良いだろう」と話した。金広斗(キム・グァンドゥ)国民経済諮問会議副議長は「成長動力を作り国家競争力を育てるには教育など人的投資が必要だ。教育に対するアイデアが豊富に提示される人材フォーラムの重要性はさらに大きくなるだろう」と強調した。
人材フォーラムは毎年主要大学総長の社交の場の役割も担っている。この日は廉載鎬総長をはじめ、延世(ヨンセ)大学の金用学(キム・ヨンハク)総長、漢陽(ハンヤン)大学の李永茂(イ・ヨンム)総長、韓東(ハンドン)大学の張舜興(チャン・スンフン)総長、科学技術連合大学院大学の文吉周(ムン・キルジュ)総長らが参加した。
6日に「グローバル人材フォーラム2018」の開幕式に出席した具滋烈(ク・ジャヨル)LSグループ会長がした話だ。この日参加した政財界と学界の主要関係者は、「未来に向けた人材育成が切実だ」ということで意見が一致した。高麗(コリョ)大学の廉載鎬(ヨム・ジェホ)総長は「大企業と違い中小企業や地方にある企業は採用できる人材がいなくて騒いでいる。『数年間大企業は採用できないようにしなければならない』という笑い話も出ている」と話した。その上で「人材ミスマッチを解決することに集中しなければならない」と付け加えた。
◇創意的な人材需要増加するだろう
今年で13回目となる「グローバル人材フォーラム2018」は、「未来を開く挑戦」を主題に開かれた。2300人の出席者はソウル市内のホテルに設けられた会場のあちこちで意見を交わし討論した。具会長をはじめ、孫京植(ソン・ギョンシク)韓国経営者総協会会長、朴三求(パク・サムグ)錦湖(クムホ)アシアナグループ会長、崔信源(チェ・シンウォン)SKネットワークス会長、申宗均(シン・ジョンギュン)サムスン電子副会長、河ヒョン会(ハ・ヒョンフェ)LGユープラス副会長ら財界主要関係者が大挙参加した。
孫会長は開幕式前の行事で開かれた「VIPティータイム」で、「第4次産業革命を迎える韓国社会で人材は最も重要な価値。人材フォーラムはこうした側面を掘り下げお互いの考えを共有できる席」と話した。河副会長は「韓国が世界の産業のトレンドを主導するにはグローバル人材確保が最も重要だ。未来を正確に見る人材戦略、事業戦略セッションに興味を持っている」と話した。
ハナ金融の金正泰(キム・ジョンテ)会長をはじめとする金融界の主要関係者も熱を帯びた討論を行った。新韓銀行の魏聖昊(ウィ・ソンホ)頭取は「金融圏こそ第4次産業革命時代に合う人材が切実だ。伝統的なスペックにしばられず、創意性を持った人材を選ばなければならない」と強調した。
JB金融の金翰(キム・ハン)会長は「銀行の採用では公正性が強調され、決まった答を要求する試験を運営することになった。単純な試験で創意的な人を選ぶのには困難がある」と話した。
◇元官僚からの助言もあふれる
中堅・中小企業家も積極的に意見を出した。中小企業中央会の朴成沢(パク・ソンテク)会長は「いま経済が厳しいのはグローバル人材を育てることができなかったため。グローバルネットワークの拡大のためにも海外人材誘致など人材開放に出なければならない」と話した。保寧(ポリョン)製薬の金昇浩(キム・スンホ)会長は「未来指向的な人材が多くなったら良いだろう。旧世代との溝をしっかりと理解し変化する環境にしっかり対処する人材を養成する教育政策が必要だ」とした。
元官僚の助言もあふれた。金大中(キム・デジュン)政権当時に教育人的資源部(現教育部)長官を務めた金振杓(キム・ジンピョ)議員(共に民主党)は、兪銀恵(ユ・ウンヘ)副首相兼教育部長官に教育部の名称変更を提案し目を引いた。金議員は「人的資源(ヒューマンリソース)政策を除いては教育部の役割を論じることはできない。それでも現在の教育部組織上、人的資源を総括する部署さえない」と指摘した。これに対し兪副首相は「積極的に検討したい」とした。
韓悳洙(ハン・ドクス)元首相は「教育分野の自律性を強化することが未来時代に必要な人材を育てられる方策。今回の人材フォーラムで教育自律性に対する議論がなされれば良いだろう」と話した。金広斗(キム・グァンドゥ)国民経済諮問会議副議長は「成長動力を作り国家競争力を育てるには教育など人的投資が必要だ。教育に対するアイデアが豊富に提示される人材フォーラムの重要性はさらに大きくなるだろう」と強調した。
人材フォーラムは毎年主要大学総長の社交の場の役割も担っている。この日は廉載鎬総長をはじめ、延世(ヨンセ)大学の金用学(キム・ヨンハク)総長、漢陽(ハンヤン)大学の李永茂(イ・ヨンム)総長、韓東(ハンドン)大学の張舜興(チャン・スンフン)総長、科学技術連合大学院大学の文吉周(ムン・キルジュ)総長らが参加した。
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