北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が今年9月の平壌(ピョンヤン)首脳会談の際、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に「朝米間の信頼がまだ構築されていない状況で核物質・武器、運搬手段のリストを申告しろというのは、我々の立場からすると攻撃目標リストを提出しろということと同じ」と話していたという。6日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が明らかにした。
鄭室長はこの日、国会運営委員会国政監査で「文大統領が首脳会談後に訪米した際、現地言論とのインタビューで金委員長がした話を紹介したことがある」と述べた。正恩氏が自ら「米側の保障の前に核リストを提出することはできない」という趣旨の話をしたということだ。鄭室長は「北朝鮮も核リストの申告を大変重要な(非核化)段階だと認識している」とし「ただし、(申告)手続きは当事者間の確実な信頼措置がまず構築されなければならない」と述べた。
この日、運営委監査では任鍾皙(イム・ジョンソク)大統領秘書室長も出席して「スティーブン・ビーガン米国国務省北朝鮮担当特別代表が、先月29日の面談で、南北間で進められているすべての情報がビーガン本人にアップデートされるように助けてほしいという話を一番多くしていた」と明らかにした。
任室長は「ビーガン代表がした話は米朝間の議論が非常に重要な時点なので、韓米間でもう少し緊密に調整していこうという内容が核心」と付け加えた。
任室長が紹介したビーガン代表の発言は、南北協力などと関連し、米国側が青瓦台との疎通ですれ違いがあることを迂回的に表わしているものと分析される。ビーガン代表訪韓時に合意した韓米間ワーキンググループは、スタート目的の一つに「国連の北朝鮮制裁を遵守する南北協力に対する緊密な韓米間の調整強化」を明示している。
任室長はワーキンググループに関連して「南北間で我々が持っている情報を共有して、南北間で進められている事業を順調に履行できるように支援するという趣旨が最も重要だ」と説明した。ただし、「ビーガン代表が現在、文在寅政府の北朝鮮経済支援に対して懸念を表明したか」という金聖泰(キム・ソンテ)自由韓国党院内代表の質問には、任室長は「していない」と答えた。
この日、国政監査では任室長の「サングラス視察」も議論になった。任室長は先月17日、南北共同宣言履行推進委員長として非武装地帯(DMZ)を訪問したが、当時サングラスをかけたまま国家情報院長や国防部長官などを同行させて議論になった。
金院内代表は「秘書室長になれば大統領不在中に青瓦台を守る役割を果たすべきだというのは文大統領の自叙伝『運命』に出てくる一節だが、当時文大統領は欧州歴訪中だった」とし「大統領が帰国した後に、委員長として長官や次官、国家情報院長を連れて格好を整えるべきだった」と批判した。
任室長は「履行推進委会議で10月中に軍事部門合意現場を点検・激励すると決めて委員会が一緒に行くことになったもの」としながら「秘書室長が長官を同行させて行ったという表現は適切な説明ではない」と反論した。ただし「サングラス視察」問題については「日光に弱いため目をちゃんと開けることができない」とし「サングラスは国軍の日にもかけ、韓国殉国烈士の日の行事の時も移動中にかけていたが、今回誤解を受けた以上、襟を正す契機にしたい」と述べた。
北朝鮮の李善権(イ・ソングォン)祖国平和統一委員長の「冷麺発言」も俎上に上がった。鄭有燮(チョン・ユソプ)自由韓国党議員は「(李委員長の発言は)核兵器を持った者の傲慢」としながら「北朝鮮がいつ核兵器を振りかざすとも知れない」と話した。
これについて、鄭義溶室長は「北朝鮮の特定要人の発言に関連して、その脈絡や背景に対して正確に分からない状態で一人の発言に対する推測によって、南北関係全般について判断するのは全く適切ではない」と答えた。
また、鄭室長は「年内に終戦宣言ができるように関連国と協議を進めている」とも述べた。
鄭室長はこの日、国会運営委員会国政監査で「文大統領が首脳会談後に訪米した際、現地言論とのインタビューで金委員長がした話を紹介したことがある」と述べた。正恩氏が自ら「米側の保障の前に核リストを提出することはできない」という趣旨の話をしたということだ。鄭室長は「北朝鮮も核リストの申告を大変重要な(非核化)段階だと認識している」とし「ただし、(申告)手続きは当事者間の確実な信頼措置がまず構築されなければならない」と述べた。
この日、運営委監査では任鍾皙(イム・ジョンソク)大統領秘書室長も出席して「スティーブン・ビーガン米国国務省北朝鮮担当特別代表が、先月29日の面談で、南北間で進められているすべての情報がビーガン本人にアップデートされるように助けてほしいという話を一番多くしていた」と明らかにした。
任室長は「ビーガン代表がした話は米朝間の議論が非常に重要な時点なので、韓米間でもう少し緊密に調整していこうという内容が核心」と付け加えた。
任室長が紹介したビーガン代表の発言は、南北協力などと関連し、米国側が青瓦台との疎通ですれ違いがあることを迂回的に表わしているものと分析される。ビーガン代表訪韓時に合意した韓米間ワーキンググループは、スタート目的の一つに「国連の北朝鮮制裁を遵守する南北協力に対する緊密な韓米間の調整強化」を明示している。
任室長はワーキンググループに関連して「南北間で我々が持っている情報を共有して、南北間で進められている事業を順調に履行できるように支援するという趣旨が最も重要だ」と説明した。ただし、「ビーガン代表が現在、文在寅政府の北朝鮮経済支援に対して懸念を表明したか」という金聖泰(キム・ソンテ)自由韓国党院内代表の質問には、任室長は「していない」と答えた。
この日、国政監査では任室長の「サングラス視察」も議論になった。任室長は先月17日、南北共同宣言履行推進委員長として非武装地帯(DMZ)を訪問したが、当時サングラスをかけたまま国家情報院長や国防部長官などを同行させて議論になった。
金院内代表は「秘書室長になれば大統領不在中に青瓦台を守る役割を果たすべきだというのは文大統領の自叙伝『運命』に出てくる一節だが、当時文大統領は欧州歴訪中だった」とし「大統領が帰国した後に、委員長として長官や次官、国家情報院長を連れて格好を整えるべきだった」と批判した。
任室長は「履行推進委会議で10月中に軍事部門合意現場を点検・激励すると決めて委員会が一緒に行くことになったもの」としながら「秘書室長が長官を同行させて行ったという表現は適切な説明ではない」と反論した。ただし「サングラス視察」問題については「日光に弱いため目をちゃんと開けることができない」とし「サングラスは国軍の日にもかけ、韓国殉国烈士の日の行事の時も移動中にかけていたが、今回誤解を受けた以上、襟を正す契機にしたい」と述べた。
北朝鮮の李善権(イ・ソングォン)祖国平和統一委員長の「冷麺発言」も俎上に上がった。鄭有燮(チョン・ユソプ)自由韓国党議員は「(李委員長の発言は)核兵器を持った者の傲慢」としながら「北朝鮮がいつ核兵器を振りかざすとも知れない」と話した。
これについて、鄭義溶室長は「北朝鮮の特定要人の発言に関連して、その脈絡や背景に対して正確に分からない状態で一人の発言に対する推測によって、南北関係全般について判断するのは全く適切ではない」と答えた。
また、鄭室長は「年内に終戦宣言ができるように関連国と協議を進めている」とも述べた。
この記事を読んで…