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米、イラン原油制裁を全面再開…「韓国など8カ国の例外認める」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国政府が5日0時(現地時間)、2015年のイラン核合意妥結で緩和された対イラン制裁を全面的に復元した。米国はイラン産原油輸入禁止など経済・金融制裁の全面的復元に関連し、8カ国を例外として認めるとあらかじめ明らかにし、韓国もこの例外に含まれると予想される。

米国など主要6カ国(国連安全保障理事会常任理事国+ドイツ)とイランの2015年の核合意(JCPOA、包括的共同行動計画)妥結に基づき、翌年1月から対イラン制裁を緩和してから2年10カ月ぶり。これを受け、この日からイラン産の原油、天然ガス、石油化学製品などを輸入する外国企業は米国の制裁対象となる。

これに先立ち米国のポンペオ国務長官とムニューシン財務長官は2日の共同電話会見で、5日からイラン制裁を復元すると明らかにした。その一方で8カ国に対してはイラン産原油を輸入できるよう一時的な免除措置を取った。これを受け、米政府の公式発表内容が注目される。ただ、現在まで制裁免除措置を決めた8カ国については具体的な言及をしなかった。


ブルームバーグ通信は米政府高官を引用し、「米国が日本、インド、韓国を含む8カ国に対しては一時的にイラン産原油を輸入できるよう例外を認めることに同意した」と報じた。

トランプ政権はこの日からイラン産原油取引はもちろん港湾、エネルギー、造船、船舶部門取引とイラン中央銀行との取引を全面禁止する第2次イラン制裁の施行に入った。トランプ政権は8月7日、イラン産の金・貴金属、黒鉛、石炭、自動車、商用機・部品などの取引を禁止する第1次制裁を始めた。今回の措置でイラン核合意で猶予された米国の対イラン経済制裁が3年ぶりに完全に復活した。

トランプ政権のイラン制裁はイランはもちろん、イランと取引する第3国の企業と個人にも適用されるセカンダリーボイコット形式だ。

ただ、米政府は今回の制裁が国際原油価格など世界経済に及ぼす影響、イラン産原油輸入中断による各国の打撃などいくつかの要素を考慮して8カ国に対しては例外を認める方針であり、例外国に韓国が含まれるかどうかが注目される。例外条項は、イラン産原油の輸入量を持続的に縮小することを条件に、6カ月(180日)間は原油の輸入を継続できるよう例外を認めるという内容だ。



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