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文大統領、マクロン大統領に「北朝鮮制裁の緩和に力を貸してほしい」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
フランスを国賓訪問した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日(現地時間)、エマニュエル・マクロン大統領に「少なくとも北朝鮮の非核化が後戻りできない段階に来たという判断に立つなら、国連の制裁緩和を通じて非核化をさらに促進していくべきだ」とし「マクロン大統領が安保理常任理事国としてこのような役割を果たしてほしい」と要請した。文大統領はこの日、パリのエリゼ宮(仏大統領官邸)で開かれた韓仏首脳会談で「金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は『米国が相応の措置を取る場合、核とミサイルの実験中断と生産施設の廃棄だけでなく、現在保有中の核兵器と核物質をすべて廃棄する用意がある』と明らかにした」と述べた。

文大統領が特定の国家首脳に条件付きではあるが制裁解除を要請したのは今回が初めてだ。フランスは米国・英国・ロシア・中国と共に国連安全保障理事会で拒否権を行使できる5つの常任理事国の一つだ。マクロン大統領は会談後の共同記者会見で「北朝鮮が非核化とミサイルプロセスに対して実質的な意志を示すよう期待している。その時までは国連制裁を継続しなければならない」とし「フランスは北朝鮮の非核化に対し、完全かつ検証可能で不可逆的なプロセスが始まることを希望する」と述べた。

一方、南北はこの日、板門店(パンムンジョム)で高官会議を開き、東海(トンへ、日本名・日本海)と西海(ソヘ、黄海)では鉄道・道路連結のための着工式を11月末~12月初めに開くことで合意した。また、着工式に先立ち、京義(キョンウィ)線・東海線の南北共同現地調査はそれぞれ10月下旬と11月初旬に着手することが確定した。

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