【コラム】韓国の民族的熱望、その過度について
先月のニューヨーク訪問で文大統領は自信のある態度で注目を集めた。FOXニュースとのインタビューでは厳しい質問に対しても堂々と答えた。非核化と統一のどちらが優先かという「愚問(?)」に平和だと答えた場面は印象的だった。平壌首脳会談で得た成果のためでもあるだろうが、それよりも専門性のためだというのが青瓦台(チョンワデ、大統領府)周辺の話だ。徐薫(ソ・フン)国家情報院長を抜いて文大統領と対等なレベルの対話ができる人がいないという声も聞こえる。韓半島(朝鮮半島)問題に対する研究と悩みに実戦経験が加わったということだ。
文大統領が述べたように我々にとって最も重要なのは平和だ。南北間の平和は板門店(パンムンジョム)宣言と平壌宣言で枠ができている。いかなる場合も二度と戦争はしないという南北の約束が二つの宣言だ。双方の国防長官が平壌宣言の付属文書として採択した軍事分野履行合意書は、戦争を防止するための軍事的実務措置を盛り込んでいる。平壌宣言が事実上の南北間終戦宣言と評価される理由だ。
しかしそれだけでは足りない。南・北・米・中の間で平和協定が締結されてこそ韓半島の恒久的平和を保障できる。このためには北核問題が解決されなければいけない。北朝鮮は非核化の意志を明らかにしながらも米国に対する信頼が前提になるべきという立場だ。米国の信頼構築意志を象徴的に見せる最初の段階が終戦宣言と北朝鮮は主張している。韓国は米国と北朝鮮の間でなんとか取引を実現させなければいけない立場だ。文大統領の仲裁者としての役割が必要であり重要な理由だ。
平和の次に重要なのが共同繁栄だ。板門店宣言と平壌宣言の少なくない部分が南北経済の均衡的発展のための経済協力条項で満たされたのもこのためだろう。しかしこれを実践するためには北朝鮮に対する制裁が解決される必要がある。制裁緩和のためには非核化で実質的な進展がなければいけない。結局、「起-承-転-非核化」だ。非核化なしには平和も繁栄も不可能だという切迫した状況認識が文大統領を仲裁外交に向かわせている。
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