韓国野党「自由韓国党」の沈在哲(シム・ジェチョル)議員室の「財政分析システム(OLAP)無断閲覧・公開」をめぐる政治攻防が激化している。表面的には沈議員に対する検察捜査をめぐり与野党が衝突する様相を呈しているが、国政監査をはじめ定期国会の主導権を握ろうと互いが機先制圧に乗り出ているという分析もある。
沈議員は27日、2017年5月以降、文在寅(ムン・ジェイン)政府の青瓦台(チョンワデ、大統領府)が午後11時以降の深夜時間帯に4132万ウォン(422万円)(231件)、公休日に2億461万ウォン(1611件)など2億4594万ウォンを規定に反して使ったと主張している。沈議員はデパート業8826万ウォン(758件)、業種漏れのインターネット決済500万ウォン(13件)、娯楽関連業241万ウォン(10件)など用途が不明な内訳もあると明らかにした。ビール等1300万ウォン(118件)、韓国式居酒屋・マッコリ691万ウォン(43件)、日本式居酒屋557万ウォン(38件)などプライベートでの使用が疑われる額も3132万ウォンにのぼると沈議員は主張した。沈議員は「これ以外にも使用業種漏れの件も計3033件・4億1469万ウォンに達し、監査院の追加調査が必要だ」と述べた。
特に、青瓦台周辺の高級飲食店で使われた記録も100件以上出てきた。ソウル光化門(クァンファムン)にあるすし屋「すし○」では、38回にわたって1131万ウォンが決済された。同店は夕食のコースが最低12万ウォンから始まる最高級すし屋だ。また、昭格洞(ソギョクドン)にあるフレンチレストラン「ザ○○○○」では62回にわたり985万ウォンが、孝子洞(ヒョジャドン)所在イタリアンレストラン「カ○○○○」では44回にわたり663万ウォンがそれぞれ支払われた。美容業種決済も3件があったがそのうち1件(6万6000ウォン)は2月に平昌(ピョンチャン)のあるリゾートのスパマッサージショップでのものだった。
青瓦台は規定に反した執行内訳はないと反論した。青瓦台核心関係者は「総務秘書官室で全数調査をした結果、規定に反した使用内訳はなかった」とし「沈議員が資料を流出した経緯などについては、現在検察が調べているので、青瓦台が別に言及する部分ではない」と説明した。青瓦台はまた「週末と休日の使用分は危機管理センター365日稼働など緊急懸案関連業務推進に従ったもの」と釈明した。居酒屋で業務推進費を使ったことに関連しても「該当時間・場所に多くの一般食堂が営業を終了していたため止むをえず使ったもの」と反論した。企画財政部はこの日、「資料の外部公開が繰り返されていて沈議員の追加告発は避けられない」とし、追加告発状を検察に提出した。
韓国党は沈議員に対する検察の捜査に対して強く反発した。韓国党はこの日、緊急議員総会を開いて「対政府闘争に出る」と強く出たことに続き、28日には党指導部と所属議員全員が大検察庁と大法院に抗議訪問に向かう考えだ。金聖泰(キム・ソンテ)院内代表は「野党の弾圧行為に対してすべての政治的力を動員して強力に対処する」とし、超強硬闘争も辞さない構えだ。
この日、韓国党が文喜相(ムン・ヒサン)国会議長を抗議訪問した際、文議長が「過去、李石基(イ・ソッキ)元統合進歩党議員も家宅捜索を受けた」と述べると、韓国党議員30人余りが「どうしたら李石基と比較できるのか」と大声を出すなど、険悪な雰囲気が漂った。金善東(キム・ソンドン)議員は「国政監査を控えて野党を手懐けようとしているが、ここで押されてはいけない」と述べた。
民主党も対抗した。洪永杓(ホン・ヨンピョ)院内代表は「居直りにもほどがある。盗まれた行政資料を取り戻すための正当な法執行がどうしたら野党弾圧といえるのか、到底理解することができない」と批判した。党関係者は「平壌(ピョンヤン)首脳会談以降、反騰した我が党の支持率を何とかして引き下ろそうとする韓国党の術策」としながら「このイシューで主導権を握ろうとする韓国党の思惑に巻き込まれるつもりはない」と述べた。企画財政部が追加告発の方針を明らかにした以上、検察が沈議員事務室に追加で家宅捜索に入る可能性も提起されている。
沈議員は27日、2017年5月以降、文在寅(ムン・ジェイン)政府の青瓦台(チョンワデ、大統領府)が午後11時以降の深夜時間帯に4132万ウォン(422万円)(231件)、公休日に2億461万ウォン(1611件)など2億4594万ウォンを規定に反して使ったと主張している。沈議員はデパート業8826万ウォン(758件)、業種漏れのインターネット決済500万ウォン(13件)、娯楽関連業241万ウォン(10件)など用途が不明な内訳もあると明らかにした。ビール等1300万ウォン(118件)、韓国式居酒屋・マッコリ691万ウォン(43件)、日本式居酒屋557万ウォン(38件)などプライベートでの使用が疑われる額も3132万ウォンにのぼると沈議員は主張した。沈議員は「これ以外にも使用業種漏れの件も計3033件・4億1469万ウォンに達し、監査院の追加調査が必要だ」と述べた。
特に、青瓦台周辺の高級飲食店で使われた記録も100件以上出てきた。ソウル光化門(クァンファムン)にあるすし屋「すし○」では、38回にわたって1131万ウォンが決済された。同店は夕食のコースが最低12万ウォンから始まる最高級すし屋だ。また、昭格洞(ソギョクドン)にあるフレンチレストラン「ザ○○○○」では62回にわたり985万ウォンが、孝子洞(ヒョジャドン)所在イタリアンレストラン「カ○○○○」では44回にわたり663万ウォンがそれぞれ支払われた。美容業種決済も3件があったがそのうち1件(6万6000ウォン)は2月に平昌(ピョンチャン)のあるリゾートのスパマッサージショップでのものだった。
青瓦台は規定に反した執行内訳はないと反論した。青瓦台核心関係者は「総務秘書官室で全数調査をした結果、規定に反した使用内訳はなかった」とし「沈議員が資料を流出した経緯などについては、現在検察が調べているので、青瓦台が別に言及する部分ではない」と説明した。青瓦台はまた「週末と休日の使用分は危機管理センター365日稼働など緊急懸案関連業務推進に従ったもの」と釈明した。居酒屋で業務推進費を使ったことに関連しても「該当時間・場所に多くの一般食堂が営業を終了していたため止むをえず使ったもの」と反論した。企画財政部はこの日、「資料の外部公開が繰り返されていて沈議員の追加告発は避けられない」とし、追加告発状を検察に提出した。
韓国党は沈議員に対する検察の捜査に対して強く反発した。韓国党はこの日、緊急議員総会を開いて「対政府闘争に出る」と強く出たことに続き、28日には党指導部と所属議員全員が大検察庁と大法院に抗議訪問に向かう考えだ。金聖泰(キム・ソンテ)院内代表は「野党の弾圧行為に対してすべての政治的力を動員して強力に対処する」とし、超強硬闘争も辞さない構えだ。
この日、韓国党が文喜相(ムン・ヒサン)国会議長を抗議訪問した際、文議長が「過去、李石基(イ・ソッキ)元統合進歩党議員も家宅捜索を受けた」と述べると、韓国党議員30人余りが「どうしたら李石基と比較できるのか」と大声を出すなど、険悪な雰囲気が漂った。金善東(キム・ソンドン)議員は「国政監査を控えて野党を手懐けようとしているが、ここで押されてはいけない」と述べた。
民主党も対抗した。洪永杓(ホン・ヨンピョ)院内代表は「居直りにもほどがある。盗まれた行政資料を取り戻すための正当な法執行がどうしたら野党弾圧といえるのか、到底理解することができない」と批判した。党関係者は「平壌(ピョンヤン)首脳会談以降、反騰した我が党の支持率を何とかして引き下ろそうとする韓国党の術策」としながら「このイシューで主導権を握ろうとする韓国党の思惑に巻き込まれるつもりはない」と述べた。企画財政部が追加告発の方針を明らかにした以上、検察が沈議員事務室に追加で家宅捜索に入る可能性も提起されている。
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