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ネームペンで署名した文大統領…「格に合わない」「会談内容が重要」ネットで議論

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領が19日午前に平壌の百花園迎賓館で開かれた平壌共同宣言合意文に署名している。(写真=平壌写真共同取材団)

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が平壌(ピョンヤン)共同宣言文にネームペンで署名した場面が文大統領支持者の間で公憤を買っている。文大統領が南北首脳会談の平壌宣言文を「ネームペン」で署名したのは不適切だったという主張だ。これに対し一部のネットユーザーは、格式よりも会談の内容と実行が重要だとの立場を示している。

オンラインコミュニティとソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に20日、文大統領が平壌の百花園迎賓館で金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長と共同宣言文に署名する写真が上げられた。

一部のネットユーザーは文大統領が使ったペンに対し、「ネームペン」と推定されるが、合意文署名式の重要性を考慮するとこれは格式に合わないと指摘した。あるネットユーザーは「なぜ私たちの大統領が家に転がっているネームペンでサインするのか」と書き込んだ。別のネットユーザーは「合意書に署名したペンは今後歴史的遺物と認められるかもしれない」とし、過去の首脳会談時に使われた万年筆の写真を公開した。


これに対しあるネットユーザーは「文大統領が特に愛用するペンは外国製万年筆ではなく国産のネームペンだ」と反論し、文大統領がネームペンで文書にサインする写真を公開したりもした。

実際に平壌でネームペンが最初に登場したのは文大統領が平壌での最初の首脳会談を控え労働党本部庁舎に用意された芳名録を書いた時だ。

この日文大統領に金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長がペンを渡したが、韓国側関係者が差し出したネームペンで芳名録に書いた。文大統領は「平和と繁栄へ民族の心はひとつ!」と芳名録を作成した。金委員長は文大統領が芳名録を書く姿をそばで見守り、作成が終わると拍手した。

飛び火はキム・ジョンチョン儀典秘書官に飛んだ。キム秘書官が万年筆を準備しなかったために起きたというものだ。4月27日の板門店(パンムンジョム)宣言では文大統領と金委員長とも万年筆を使い、インクが広がらないようブロッター(インク吸い取り器)で押さえる過程があった。

実際に重要な会談や宣言文に署名する時は万年筆を使うのが一般的だ。過去の大統領もやはり重要な会談の時には万年筆を使い、会談に使われた万年筆は記念品として展示されている。

議論に対し一部ネットユーザーは「ネームペンか万年筆かという論争は重要ではない。会談の内容と実行が重要なことだ」と強調した。





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