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南北会談を控えた文大統領…米メディアの報道は?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領の特使として5日に平壌を訪問した鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長が北朝鮮労働党本庁で金正恩国務委員長に会った。鄭議長が接見室を出て金委員長の耳元で話している。(写真=青瓦台)

「文在寅(ムン・ジェイン)大統領の今回の平壌(ピョンヤン)訪問は、2人の不安な指導者、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とトランプ米大統領の隔たりを埋める能力が改めて試されるだろう。これは住居価格と失業率のために大きく落ちた文大統領の支持率を韓国国民に忘れさせるのに役に立つはずだ」。

ブルームバーグ通信が16日(現地時間)、このように報じた。18-20日に開催される第3回南北首脳会談の関連記事でだ。米国メディアは、文大統領が今回の南北首脳会談で北朝鮮から実質的な非核化措置に関する返答を受けるべき仲裁者として、米朝間の非核化交渉の膠着局面を打開しなければいけない挑戦に直面したという分析を出している。

ブルームバーグは「平壌での状況は文大統領にとって容易でない」とし「文大統領は年内の平和協定の可能性を高めるために努力する一方、もつれているトランプ大統領と金委員長の核兵器交渉に弾みをつける案を模索することになるだろう」と予想した。


ブルームバーグは文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官の「文大統領が金委員長に『大胆で創意的』な非核化措置を出すよう説得するはず」という発言を紹介した。文特別補佐官は「文大統領は南北関係問題を国内の政治的人気のためにするのではない。これは韓国大統領として当然な義務」と語った。

AP通信は前日、「4月の最初の南北首脳会談が韓半島(朝鮮半島)の戦争の恐怖を減らし、5月の2回目の南北首脳会談が米朝首脳会談の実現に導いたとすれば、文大統領は3回目の南北首脳会談を迎えて最も激しい挑戦に直面している」と報じた。AP通信は「米朝間の非核化関連のあいまいな合意を乗り越える実質的な内容を引き出すことで、米朝対話を本格的な軌道に乗せなければいけないため」と理由を分析した。

APは文大統領の最近の支持率低下に触れ、「第3回南北首脳会談を控え、韓国内でも懐疑論が高まっている。今回の首脳会談が米朝非核化交渉の膠着の解消に結びつくのかをめぐり世論は分かれている」と伝えた。続いて「文大統領が北朝鮮の核兵器廃棄に関する顕著な進展を引き出すのに失敗すれば、さらに大きな困難に直面する可能性がある」と懸念を表した。

ウォールストリートジャーナル(WSJ)は16日、「今回の南北首脳会談で文大統領と金委員長が朝鮮戦争終戦宣言と北朝鮮核ミサイルプログラムに関する詳細な内訳提出を『同時に』交換する案を議論すると予想される」と報じた。また「すべてのことが順調に進行すれば、今回の首脳会談はトランプ大統領と金委員長の2回目の米朝首脳会談に向かう道を開くだろう」と予想した。



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