「安貞桓(アン・ジョンファン)様もルックスよりもサッカーで認められたくて頑張ったと聞いた」。
女子サッカー韓国代表のMFイ・ミナ(27、INAC神戸)は尊称を付けてこのように話した。イ・ミナは選手時代に「テリウス」と呼ばれた大先輩の安貞桓(42)を「安貞桓様」と呼んだ。
2018ジャカルタ・パレンバン・アジア競技大会でテレビ解説委員として活躍した安貞桓は「選手時代、サッカーよりも容姿で注目されるのが嫌だった」と話したことがある。イタリアのペルージャ時代、練習を続けるためにグラウンド管理人にたばこ代を握らせて晩まで練習していたという安貞桓はワールドカップ(W杯)で3得点して実力を立証した。
イ・ミナはそのような「安貞桓様」を見習いたいと語った。アジア競技大会で銅メダルを獲得して帰国したイ・ミナに4日、インタビューをした。歌手ミナ、女優コ・アラに似た顔立ちから「サッカーアイドル」と呼ばれるイ・ミナは「安貞桓様が『容姿のためにもっと頑張ってサッカーをした』と話したインタビューを見たことがある。私もサッカー選手が本業なので容姿ではなく実力で認められるために努力している」と語った。
イ・ミナは先月28日、世界6位の日本とのアジア競技大会準決勝で0-1とリードされた後半23分、ヘディングで同点ゴールを決めた。中国武侠漫画に出てくる拳法少女のようにジャンプしてヘディングをした。「身長が低いがヘディングで決めた」という言葉にイ・ミナは「身長は158.6センチだが、Aマッチデビューゴールも、今年最初のゴールもヘディングだった」と強調した。ヘディングゴールを決めた後、涙ぐみながらチームメートと喜んだイ・ミナは「同点に追いついてなんとかできると思うと胸が熱くなった」と振り返った。
1-2とリードされた後半終盤にはペナルティーエリアで華麗なドリブルからシュートを放ったが、相手選手に阻まれた。イ・ミナのプレーを見たサッカーファンはチェルシーのエデン・アザール(ベルギー)に例えて「イ・ミナザール」と呼んだ。イ・ミナは「照れくさくてたまらない。アザールの映像はよく見る。背は低いが猪突的なプレーをする」とし「当時ドリブルをした時、前にいた選手が日本の所属チームの同僚だった。つまずいてPKを誘導しようかと思ったが、抜いていった。しかしシュートするところで足がつってしまって力を出せなかった」と惜しんだ。
韓国は試合の流れを引き寄せながらも1-1の後半41分、イム・ソンジュのオウンゴールで1-2で敗れた。イ・ミナは「イム・ソンジュ先輩一人のミスではない。私はその前のゴールチャンスを生かせなかった。結局はチーム全体の責任」とし「イム・ソンジュ先輩が一人で責任を感じると思うと試合後に涙が出た」と話した。イ・ミナは台湾との3位決定戦ではダメ押しとなるゴールを決め、韓国の銅メダル獲得の主役になった。
イ・ミナは2015年東アジアカップで韓国を準優勝に導き、「女子サッカーのシンデレラ」に浮上した。ソーシャルメディアに時々公開する大胆な私服ファッションはよく話題になる。フォロワーは最近10万人に増えた。中学生から40代の中年男性まで網羅するイ・ミナのファンクラブ「ミナワールド」は、大きな試合があるたびに応援を惜しまない。韓国女子サッカーで現代製鉄の5連覇に貢献した後、昨年12月にINAC神戸に移籍したイ・ミナは日本でも人気がある。
イ・ミナは「日本移籍後2カ月間ほど足首のけがで欠場したが、日本のファンが『ミナさん、頑張れ』と応援してくれた」とし「以前はグラウンドの外では女性らしく見られたかったのでスカートを履いていたが、最近は家で休む時はトレーニングウェアを着ている」と話した。
イ・ミナはそのルックスとは違い、グラウンドでは縦横無尽に走り回りながら勝負強いプレーを見せる。サッカーファンは最近、イ・ミナを「ルックスにサッカーの実力が隠れた選手」と評価する。イ・ミナは「サッカーより容姿が注目されて負担になったが、乗り越えなければいけない部分だと考えた。自分の努力が無駄にならないと信じる」と語った。
韓国女子サッカーはいつも「敗れたがよく戦った」という評価を受ける。言い換えれば結果は出せなかったという意味だ。
イ・ミナは「アジア競技大会の目標はメダルの色を変えるというものだったが、目標を達成できなかった。いつも物足りなさが残る」とし「男子サッカーは非難を受けることも多いが、女子サッカーの立場ではそういう非難を受ける状況もうらやましかった。女子サッカーも良い成績を出せば国民が応援してくれると思う」と話した。
来年6月にはフランスで女子サッカーW杯が開催される。2015年W杯に出場できなかったイ・ミナは「もう『負けたがよく戦った』という言葉は聞きたくない。生涯初のW杯で男子サッカーに劣らない成績を出したい」と意欲を見せた。
女子サッカー韓国代表のMFイ・ミナ(27、INAC神戸)は尊称を付けてこのように話した。イ・ミナは選手時代に「テリウス」と呼ばれた大先輩の安貞桓(42)を「安貞桓様」と呼んだ。
2018ジャカルタ・パレンバン・アジア競技大会でテレビ解説委員として活躍した安貞桓は「選手時代、サッカーよりも容姿で注目されるのが嫌だった」と話したことがある。イタリアのペルージャ時代、練習を続けるためにグラウンド管理人にたばこ代を握らせて晩まで練習していたという安貞桓はワールドカップ(W杯)で3得点して実力を立証した。
イ・ミナはそのような「安貞桓様」を見習いたいと語った。アジア競技大会で銅メダルを獲得して帰国したイ・ミナに4日、インタビューをした。歌手ミナ、女優コ・アラに似た顔立ちから「サッカーアイドル」と呼ばれるイ・ミナは「安貞桓様が『容姿のためにもっと頑張ってサッカーをした』と話したインタビューを見たことがある。私もサッカー選手が本業なので容姿ではなく実力で認められるために努力している」と語った。
イ・ミナは先月28日、世界6位の日本とのアジア競技大会準決勝で0-1とリードされた後半23分、ヘディングで同点ゴールを決めた。中国武侠漫画に出てくる拳法少女のようにジャンプしてヘディングをした。「身長が低いがヘディングで決めた」という言葉にイ・ミナは「身長は158.6センチだが、Aマッチデビューゴールも、今年最初のゴールもヘディングだった」と強調した。ヘディングゴールを決めた後、涙ぐみながらチームメートと喜んだイ・ミナは「同点に追いついてなんとかできると思うと胸が熱くなった」と振り返った。
1-2とリードされた後半終盤にはペナルティーエリアで華麗なドリブルからシュートを放ったが、相手選手に阻まれた。イ・ミナのプレーを見たサッカーファンはチェルシーのエデン・アザール(ベルギー)に例えて「イ・ミナザール」と呼んだ。イ・ミナは「照れくさくてたまらない。アザールの映像はよく見る。背は低いが猪突的なプレーをする」とし「当時ドリブルをした時、前にいた選手が日本の所属チームの同僚だった。つまずいてPKを誘導しようかと思ったが、抜いていった。しかしシュートするところで足がつってしまって力を出せなかった」と惜しんだ。
韓国は試合の流れを引き寄せながらも1-1の後半41分、イム・ソンジュのオウンゴールで1-2で敗れた。イ・ミナは「イム・ソンジュ先輩一人のミスではない。私はその前のゴールチャンスを生かせなかった。結局はチーム全体の責任」とし「イム・ソンジュ先輩が一人で責任を感じると思うと試合後に涙が出た」と話した。イ・ミナは台湾との3位決定戦ではダメ押しとなるゴールを決め、韓国の銅メダル獲得の主役になった。
イ・ミナは2015年東アジアカップで韓国を準優勝に導き、「女子サッカーのシンデレラ」に浮上した。ソーシャルメディアに時々公開する大胆な私服ファッションはよく話題になる。フォロワーは最近10万人に増えた。中学生から40代の中年男性まで網羅するイ・ミナのファンクラブ「ミナワールド」は、大きな試合があるたびに応援を惜しまない。韓国女子サッカーで現代製鉄の5連覇に貢献した後、昨年12月にINAC神戸に移籍したイ・ミナは日本でも人気がある。
イ・ミナは「日本移籍後2カ月間ほど足首のけがで欠場したが、日本のファンが『ミナさん、頑張れ』と応援してくれた」とし「以前はグラウンドの外では女性らしく見られたかったのでスカートを履いていたが、最近は家で休む時はトレーニングウェアを着ている」と話した。
イ・ミナはそのルックスとは違い、グラウンドでは縦横無尽に走り回りながら勝負強いプレーを見せる。サッカーファンは最近、イ・ミナを「ルックスにサッカーの実力が隠れた選手」と評価する。イ・ミナは「サッカーより容姿が注目されて負担になったが、乗り越えなければいけない部分だと考えた。自分の努力が無駄にならないと信じる」と語った。
韓国女子サッカーはいつも「敗れたがよく戦った」という評価を受ける。言い換えれば結果は出せなかったという意味だ。
イ・ミナは「アジア競技大会の目標はメダルの色を変えるというものだったが、目標を達成できなかった。いつも物足りなさが残る」とし「男子サッカーは非難を受けることも多いが、女子サッカーの立場ではそういう非難を受ける状況もうらやましかった。女子サッカーも良い成績を出せば国民が応援してくれると思う」と話した。
来年6月にはフランスで女子サッカーW杯が開催される。2015年W杯に出場できなかったイ・ミナは「もう『負けたがよく戦った』という言葉は聞きたくない。生涯初のW杯で男子サッカーに劣らない成績を出したい」と意欲を見せた。
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