シンクホール現象で全世帯が避難をした衿川区加山洞のマンション。2日、ソウル衿川区庁が専門家の調査結果に基づいて避難中の住民に避難指示解除を発表したが、帰宅する住民はおらず、階段の電灯だけが灯っている。隣の棟の最上階の世帯には明かりがついている。
計測器の測定値は、東洋未来(トンヤンミレ)大学建築学科のイ・スグァン教授ら5人が分析した。イ教授は、今回のシンクホール現象により、マンション1棟が横に5度傾斜したという一部の報道について「完全に事実と違う」と否定し、「該当のマンション屋上に上がって実際に測定した結果、完ぺきな垂直から0.1度傾いた状態。この程度の誤差はすべての建物に現れる一般的な現象」と説明した。区庁は専門家のこのような分析を土台に、避難中のマンション住民に帰宅を勧めた。これに先立ち、衿川区庁は今月1日、韓国地盤工学会に今回の地盤沈下事故の原因について精密診断を任せ、10月末ごろに崩壊の原因などに対する最終報告書を出すと明らかにしていた。
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