文在寅（ムン・ジェイン）大統領の国政支持率が就任以降最低に落ち、与党である共に民主党の支持率も共に下落したという世論調査の結果が２４日、出た。

韓国ギャラップが２１～２３日、全国成人１００１人を対象にアンケート調査をした結果（９５％信頼水準に標本誤差±３．１％ｐ）、文大統領の職務遂行に対する肯定的な評価は先週より４％ポイント（ｐ）下落した５６％となった。文大統領の国政支持率は昨年５月、就任以降最低となった。

文大統領の国政支持率は６・１３地方選挙以降、８週連続で下落し９週目の先週に反騰したが、今週再び下落傾向に転じた。


これに先立ち、リアルメーターがｔｂｓの依頼で２０～２２日、全国成人男女１５０２人を対象に質問調査を行った結果（９５％信頼水準に標本誤差±２．５％ｐ）、文大統領の国政遂行支持率は先週より０．８％ｐ下がった５５．５％となった。今回の調査は前の調査より落ちた数値だ。

否定的な評価は３３％、意見の留保は１１％だった。肯定的な評価の理由としては「北朝鮮との関係改善」（１８％）が最も多く、「対北朝鮮・安保政策」（１２％）、「最善を尽くしている・頑張っている」（８％）、「庶民のための努力・福祉の拡大」（８％）、「コミュニケーションが上手・国民共感努力」（７％）などが後に続いた。否定的な評価は「経済・民生問題の解決不足」（４５％）を最も大きな理由に挙げ、「最低賃金の引き上げ」（１１％）、「対北朝鮮関係・北朝鮮寄り性向」（８％）、「雇用問題・雇用不足」（５％）などがその次に多かった。

文大統領の支持率の下落傾向は自営業者、低所得層、ソウル地域で目立っていた。職業別では自営業者の支持率が先週５２％から４４％に、家庭主婦の支持率は前週５３％から４６％に明らかに下落した。生活水準別では最下位層の回答者の支持率が５３％から４８％に下落し、地域別ではソウルの回答者の支持率が６２％から５１％に１１％ｐ下落した。

民主党への支持率も共に落ちた。文大統領と同様に６月地方選挙以降、持続的に下落した民主党の支持率は先週、瞬間的に上昇の勢いに乗ったが、今週再び２％ｐ下落して４２％を記録した。

野党は大きい変化なしに似たような支持率を見せた。

一方、韓国ギャラップは性暴行の疑惑で起訴された安熙正（アン・ヒジョン）前忠南（チュンナム）知事の無罪宣告に対する評価を調査した結果、全体回答者の中で２６％は「正しい判決」、４５％は「誤った判決」と答えたと明らかにした。すべての回答者の特性別に「誤った判決」という意見が大多数で、特に２０代女性では６５％、３０・４０代女性でもその比率が５０％を超えた。

詳しい調査概要と結果は韓国ギャラップのホームページ、あるいは中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認することができる。