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爆発力がさらに高まった韓国の家計負債…4-6月期25兆増、1500兆ウォンすぐそこまで

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

今年1月、ソウルのある都市銀行住宅資金融資窓口。(写真=中央フォト)

韓国経済を揺さぶる雷管の爆発力がさらに高まった。家計負債が1500兆ウォン(約148兆円)のすぐ後ろにつけた。

増加速度は鈍化したものの、昨年7-9月期に1400兆ウォンを突破した家計負債は増加に歯止めがかかっていない。

韓国銀行が23日に発表した報告書「第2四半期(4-6月期)家計信用(暫定)」によると、今年4-6月期家計信用残額は1493兆2000億ウォンで、1-3月期(1468兆2000億ウォン)よりも1.5%(24兆9000億ウォン)増えた。


昨年4-6月期(28兆8000億ウォン)よりは増加幅が鈍化した。家計信用増加率(前年同期比)は7.6%で、2015年1-3月期(7.4%)以降では最も低い数値で、政府の家計負債管理目標値である8.2%を下回り、2016年10-12月期以降は鈍化傾向にある。

4-6月期の家計信用を見てみると、項目別には家計貸出(1049兆9000億ウォン)が1-3月期に比べて22兆7000億ウォン増えた。クレジットカードの利用など販売信用は2兆2000億ウォン増の83兆2000億ウォンを記録した。

家計信用は、家計が銀行や保険・貸付業者など金融会社から借りたお金(家計貸出)と決済前のクレジットカード使用額(販売信用)など家計が返済しなければならない負債を合わせたものだ。

昨年11月基準で金利引き上げや各種不動産および貸付規制の導入で家計負債の増加速度は鈍化しているようだ。

家計信用は年間増加額は朴槿恵(パク・クネ)政府時代の2015年(118兆ウォン)に初めて100兆ウォンを突破した後、2016年の一年だけで139兆ウォンほど増えた。

昨年の家計信用は108兆3000億ウォン増えて3年連続で家計負債の増加規模が100兆ウォンを超えた。

ところが規模が減って急激な増加傾向にはブレーキがかかった姿だ。今年に入り、新DTI(総負債償還比率)とDSR(総体的償還能力比率)が導入されて増加速度はさらに落ちる見通しだ。

それでも不安を拭うにはまだ早そうだ。家計負債の増加幅が再び大きくなったためだ。今年4-6月期の家計負債を増やしたものは住宅担保貸付や信用貸付などその他貸付だ。

預金銀行やノンバンク預金機関、住宅金融公社などを含めた4-6月期の住宅担保貸付(734兆8000億ウォン)は1-3月期に比べて8兆7000億ウォン増えた。前四半期の増加幅(6兆4000億ウォン)よりも大きくなった。アパート入居物量が増え、今年に入り急騰したチョンセ資金貸付が増加傾向を導いた。

韓国銀行のムン・ソサン金融統計チーム長は「2015年10-12月期、20万戸に迫ったアパート分譲の入居が4-6月期に始まりながら集団貸付とチョンセ資金貸付が増加したため、住宅担保貸付が増えた」と話した。

実際、4-6月期の国内5大商業銀行のチョンセ資金貸付残額(55兆489億ウォン)は1-3月期に比べて4兆2097億ウォン増えた。入居と関連した需要が増えたうえ、住宅担保貸付規制が適用されないチョンセ資金貸付で、迂回需要が集まった「風船効果」だと見ることができる。

住宅担保貸付だけでなく、1-3月期に増加幅を減らしていた信用貸付も再び増えた。マイナス通帳など信用貸付を含んだ預金銀行とノンバンク預金機関の4-6月期その他貸付(411兆2000億ウォン)によって、1-3月期より10兆2000億ウォン増加した。

韓国銀行は「引っ越しが増えて関連費用が多くなったため、その他貸付が拡大した」とし「最近、銀行がオートローンを取り扱うようになったのも、その他貸付数値の増加に影響を与えたとみられる」と説明した。



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