坂本龍一
坂本龍一は1978年、YMO(Yellow Magic Orchestra)でデビュー、先駆的な電子音楽とエレクトロニカ・ヒップホップを提示した。その後、ロックとオペラをはじめとするクラシックまで境界を拡張し、『戦場のメリークリスマス』(1983)を契機に映画音楽の世界に飛び込んだ。『ラストエンペラー』(1986)で1987年、アジア人としては初めてアカデミー音楽賞を受賞し、『シェルタリング・スカイ』(1990)と『リトル・ブッダ』(1993)でゴールデングローブ賞と英国映画アカデミー賞の栄誉にあずかり、映画音楽の巨匠として位置づけられた。2014年、中咽頭がんの診断を受けたが、復帰作『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)でゴールデングローブ賞、グラミー賞の候補に選ばれたことに続き『南漢山城(ナムハンサンソン)』(2017)と2019年公開予定の『アンニョン、ティラノ:永遠に、共に』(原題)など作業を続けている。
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