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大学入試→公務員試験→資格証試験…「一生私教育」に閉じ込められた韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
キム・ジヨンさん(女、24)は今年初め、ソウル所在の上位圏大学国文学科を卒業し、直ちに国家職7級の公務員試験の準備のために鷺梁津(ノリャンジン)のある塾に登録した。講義室一番前列の席に座っていたキムさんはドアを開けて入ってきた国語講師を見てびっくりした。キムさんが高校3年の時、大峙洞(テチドン)の塾で授業を受けた講師だったためだ。講師もキムさんを互いに気づいて目が大きくなり、「君がなぜここに!」として大きな声で尋ねた。キムさんは「知り合いに会ってうれしいというよりは、大学を終えて再び受験生に戻ったという事実に気付かされ、憂うつでもどかしかった」と話した。

ソウル大峙洞の大学入試を準備する総合塾で韓国史1打(最高人気)講師として活躍していたKさんは3年前から公務員準備塾で講義を始めた。学齢人口の減少、随時選考の拡大、文科離れなどで大学入試を準備する塾の受講生が減ると、すぐに公務員塾に移した。講師のKさんは「相当数の学生が『高校の時、先生の講義を受けたことがある』と挨拶してきて当惑した」と話した。彼は「当時、韓国史はソウル大学に入るための必修科目で、上位圏生徒たちが主に受けた」としながら「高校3年の時、上位圏だった弟子さえ大学卒業後に鷺梁津に集まってくることを見ると複雑な気持ち」と打ち明けた。

韓国若者たちが「一生受験生」の歯車から抜け出せず苦しんでいる。学生たちの間では「一生私教育」「試験共和国の市民」という自嘲的表現が出るほどだ。幼稚園から小・中・高校まではソウルの上位圏大学へ進学するために大峙洞の塾街を転々としながら私教育を受け、大学を卒業した後には結局、就活生になり公試族(公務員試験を準備する人々)になって鷺梁津の塾街に戻るということだ。針の穴を通すような倍率を突き抜けて大学入試と就職に成功しても試験は終わらない。40代以降はまた公認仲介士や住宅管理士のように人生の第2幕を準備しようと塾街を転々としなければならない。

大学入試→公務員試験→資格証試験…「一生私教育」に閉じ込められた韓国(2)


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