韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日、与野5党の院内代表に会った席で、「ポンペオ米国務長官が4回目の訪朝をするというのは前例のない速度感があるということ」とし「(朝米交渉は)それほど心配しなくてもよい」と述べた。核リストおよび非核化ロードマップの提示(米国)と終戦宣言の採択(北朝鮮)で対立して膠着状態となっている米朝交渉局面にある種の変化があるような発言だった。
しかし北朝鮮は17日にも終戦宣言の採択と対北朝鮮制裁の解除を主張しながら米国を非難した。17日付の労働新聞は、江原道元山(ウォンサン)葛麻(カルマ)海岸観光地区建設現場を訪問した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「地区の建設は強盗的な制裁封鎖で我々の人民を窒息させようとする敵対勢力との尖鋭な対決戦」と述べた、と報じた。前日(現地時間15日)に米財務省が北朝鮮と不法取引をした中国とロシアの企業3社と個人1人に対する制裁を発表したことへの対応ということだ。終戦宣言についても同紙は「米国は終戦を宣言することに当然の責任と義務を持つ」とし「終戦宣言の採択に背を向ける理由はどこにもない」と主張した。
現在の流れについて、専門家らは韓米がシンガポール首脳会談以降に進展がない非核化交渉のモメンタムを生かすための動きだと分析している。きっかけは北朝鮮が一部提供したと伝えられた。米朝交渉に詳しい情報筋は「最近の板門店(パンムンジョム)実務者会談など米朝接触過程で、米国が要求する核リストを北が提出することもできるという前向きな立場を表したようだ」と伝えた。終戦宣言を採択すべきという主張は変わらないという。一部から核リスト申告-終戦宣言採択のビッグディールの可能性が出てきた理由だ。
これに関連しポンペオ国務長官は16日(現地時間)現在の米朝交渉状況について「進展していて、遠からず『大きなステップ(a big step)』を踏み出せることを希望する」と述べた。トランプ大統領がこの日ホワイトハウスで開かれた閣僚会議で、北朝鮮関連の現在の状況を説明してほしいという要請に対してだ。「希望する」という表現は、北朝鮮の立場に一部変化はあるものの、まだ満足できるレベルではないということだ。トランプ大統領はポンペオ長官の説明後、中国背後論にまた言及しながらも「米朝関係は非常に良いようだ」と語った。
申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使は現局面について「過去の米朝交渉の歴史を見ると、北が米国の要求を一部受け入れるジェスチャーを見せたが、ポンペオ長官が4回目の訪朝を決めるにはややあいまいな状況」と分析した。魏聖洛(ウィ・ソンラク)ソウル大客員教授も「今は韓米が交渉の膠着状態を解こうと努力する流れ」とし「カギは北が終戦宣言採択に消極的な米国を満足させるレベルで核リストを申告するなど意味のある非核化措置を取るかどうかになるだろう」という見方を示した。ある情報筋は「米国は自ら把握した情報に基づいて北の核リスト申告内容を検証することで、北の非核化の誠意を判断するという立場」と説明した。
しかし北朝鮮は17日にも終戦宣言の採択と対北朝鮮制裁の解除を主張しながら米国を非難した。17日付の労働新聞は、江原道元山(ウォンサン)葛麻(カルマ)海岸観光地区建設現場を訪問した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「地区の建設は強盗的な制裁封鎖で我々の人民を窒息させようとする敵対勢力との尖鋭な対決戦」と述べた、と報じた。前日(現地時間15日)に米財務省が北朝鮮と不法取引をした中国とロシアの企業3社と個人1人に対する制裁を発表したことへの対応ということだ。終戦宣言についても同紙は「米国は終戦を宣言することに当然の責任と義務を持つ」とし「終戦宣言の採択に背を向ける理由はどこにもない」と主張した。
現在の流れについて、専門家らは韓米がシンガポール首脳会談以降に進展がない非核化交渉のモメンタムを生かすための動きだと分析している。きっかけは北朝鮮が一部提供したと伝えられた。米朝交渉に詳しい情報筋は「最近の板門店(パンムンジョム)実務者会談など米朝接触過程で、米国が要求する核リストを北が提出することもできるという前向きな立場を表したようだ」と伝えた。終戦宣言を採択すべきという主張は変わらないという。一部から核リスト申告-終戦宣言採択のビッグディールの可能性が出てきた理由だ。
これに関連しポンペオ国務長官は16日(現地時間)現在の米朝交渉状況について「進展していて、遠からず『大きなステップ(a big step)』を踏み出せることを希望する」と述べた。トランプ大統領がこの日ホワイトハウスで開かれた閣僚会議で、北朝鮮関連の現在の状況を説明してほしいという要請に対してだ。「希望する」という表現は、北朝鮮の立場に一部変化はあるものの、まだ満足できるレベルではないということだ。トランプ大統領はポンペオ長官の説明後、中国背後論にまた言及しながらも「米朝関係は非常に良いようだ」と語った。
申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使は現局面について「過去の米朝交渉の歴史を見ると、北が米国の要求を一部受け入れるジェスチャーを見せたが、ポンペオ長官が4回目の訪朝を決めるにはややあいまいな状況」と分析した。魏聖洛(ウィ・ソンラク)ソウル大客員教授も「今は韓米が交渉の膠着状態を解こうと努力する流れ」とし「カギは北が終戦宣言採択に消極的な米国を満足させるレベルで核リストを申告するなど意味のある非核化措置を取るかどうかになるだろう」という見方を示した。ある情報筋は「米国は自ら把握した情報に基づいて北の核リスト申告内容を検証することで、北の非核化の誠意を判断するという立場」と説明した。
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