2014年仁川アジア競技大会開会式の日本選手団。(写真=共同取材団)
7日に選手団結成式を行った韓国は39種目の選手807人を含む計1044人の選手団を派遣することにした。選手の中にはバスケット女子、カヌー、ボートの3種目に出場する南北合同チームの南側メンバーも含まれている。韓国は今大会で金メダル65個以上を獲得し、1998年バンコク大会から6回連続で総合2位になることを目標にしている。
韓国と総合2位を争う日本は1096人規模の選手団をアジア競技大会に派遣する。選手は726人と韓国より少ないが、コーチや役員を合わせた人数は多い。日本は陸上や水泳などの種目で、2020年7月に自国で開催される東京オリンピック(五輪)を控えた前哨戦として今回のアジア競技大会に最精鋭メンバーを派遣する。2016リオデジャネイロオリンピック(五輪)陸上400メートル男子リレー銀メダリストの山縣亮太をはじめ、2014仁川(インチョン)アジア競技大会最優秀選手(MVP)の水泳の萩野公介などが出場する。
一方、球技種目は事情が異なる。サッカーは全員U-21(21歳以下)選手で構成し、野球は社会人野球選手を中心にアジア競技大会代表チームを構成する。また中国を脅かすほど成長している卓球もトップレベルの選手は出ない。
日本は陸上・水泳、柔道、レスリングなどの善戦を前に出し、1994年広島大会以来24年ぶりに韓国を抜いて総合2位を狙う。
1982年ニューデリー大会から10回連続の総合優勝を目指す中国はカバディとウエイトリフティングを除いた38種目に選手845人を含む計1200人の選手団をインドネシアに派遣する。ウエイトリフティングの場合、2008年北京五輪に出場した選手3人の禁止薬物服用が後に摘発され、昨年10月に国際重量挙げ連盟(IWF)から資格停止処分を受けたことで、今回のアジア競技大会に参加できなくなった。
新華社通信は「中国選手のうち631人はアジア競技大会または五輪に一度も出場していない選手」と紹介した。選手の平均年齢は24.4歳と若い。このように若い選手団を結成したことについて、中国国家体育総局競技局長は「2020年東京五輪へ向かう過程で一種の中間実験と価値のある経験を積むため」とし「競争力がある種目での全般的な点検をする契機にしたい」と説明した。
一方、開催国インドネシアは選手が938人と、参加国のうちに最も多い1383人の選手団をアジア競技大会に送る計画だ。4年前の仁川大会で金メダル4個、銀メダル5個、銅メダル11個で総合17位にとどまったインドネシアは、ジェットスキー、パラグライディング、東南アジア伝統武術シラットなど新しく採択された正式種目を生かして最大20個の金メダルを狙う。今大会は計45カ国・1万1300人の選手が参加し、18日の開会式から16日間の熱戦に入る。
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