韓国政府はセピアン・セナムノイダム決壊事故が発生したラオスに緊急救援隊を派遣し、１００万ドル規模の救援物資・救援金を支援することに決めた。

これを受け、韓国軍の輸送機を利用し、医療チームで構成された「大韓民国緊急救援隊」（ＫＤＲＴ）を派遣する。救援隊は医療スタッフ１５人、支援人員５人で構成される。

また現金５０万ドルと５０万ドル相当の現物など合計１００万ドル規模の人道的支援もラオスに提供する。このうち毛布や衛生キットなど生活必需品中心の現物支援分は２８日に軍輸送機で民間支援救援物資とともに伝えられる予定だ。


韓国外交部当局者は「政府のラオスに対する緊急救援隊派遣と救援物資・救援品支援がダム事故で苦労しているラオス国民を慰労し、早期の生活安定と被害復旧に役立つと期待している」と明らかにした。

一方、この日午前、康京和（カン・ギョンファ）外交長官はラオスのサルムサイ外相との電話会談で、早期復旧に向けた協力について議論した。

外交部によると、康長官はこの日の電話で、数千人の被災者が発生したラオスダム事故に関連して慰めの言葉を伝え、２６日の４人の先発隊に続いて近く大韓民国緊急救援隊を派遣する予定だと明らかにした。また、今回のダム事故で被害を受けたラオス国民を支援するために努力を惜しまないと強調した。

これに対しサルムサイ外相は韓国の人道的支援計画に謝意を表したと、韓国外交部は伝えた。