「数字だけを見ると悲観的な水準ではない。しかし内容を見ると深刻だ」。4-6月期の経済成長率が0.7%増に終わると、民間の経済専門家は「下半期がさらに心配」という反応を見せた。対内外の変数が経済に友好的でないからだ。政府の目標値2.9%成長も達成が難しいという見方が出ている。
専門家らは0%台の成長率も問題だが、「成長の質」が良くない点を懸念している。民間の成長率寄与度は低下し、投資は急激に冷え込んでいるからだ。さらに景気を支えてきた輸出も増加が鈍っている。消費は依然として沈滞している。事実上すべての指標が下降しているのだ。
◆内需は5年ぶりマイナス
その間、韓国経済は年3%前後の成長を見せ、内需が2.5%、輸出が0.5%ほど寄与してきた。しかし4-6月期に内需はむしろ減少した。輸出が1.3%寄与する間、内需寄与度は-0.6%となり、0.7%の成長に終わった。輸出主導成長でなく所得増大と財政投入で内需を浮揚するという政府の所得主導成長政策が色あせる状況だ。
内需不振は2本の軸の消費と投資が同時に冷え込んだからだ。民間消費は昨年、四半期別に0.5-1.0%前後の増加傾向を維持したが、4-6月期には増加率が0.3%に大きく落ちた。昨年10-12月期に2.2%だった政府消費も今年4-6月期には0.3%にとどまった。民間消費は2016年10-12月期以来、政府消費は2015年1-3月期以来の最低増加率だ。
さらに深刻なのは投資だ。3大投資項目の建設投資と設備投資、知識財産生産物投資のすべてが前期比で減少した。これら投資がすべて減少に転じたのは2012年4-6月期以来。建設投資の増加率は1-3月期の1.8%から4-6月期には-1.3%とマイナスに転換した。昨年10-12月期(-2.3%)以降、最も低い。住居用建物建設、土木建設が同時に減少した。設備投資はさらに冷え込んでいる。1-3月期の3.4%から4-6月期は-6.6%となった。2016年1-3月期(-7.1%)以来の最低水準だ。
◆下半期は成長エンジンない
輸出も厳しい状況だ。4-6月期の輸出は半導体、石炭および石油製品を中心に0.8%増となった。1-3月期の4.4%と比較すると大幅に縮小した。現代経済研究院のチュ・ウォン経済研究室長は「輸出の鈍化が予想以上に速い」とし「輸入減少幅が拡大した点も懸念要因」と話した。4-6月期の輸入は2.6%減少した。輸入が減少するということは、それだけ国内生産、投資活動が鈍化しているという傍証だ。
業種別にも主力業種の鈍化が目立つ。4-6月期の製造業生産の増加率は0.7%にとどまった。前期の増加率1.6%の半分にもならない。建設業生産は2.3%減少した。2012年1-3月期(-4.7%)以来の最低水準だ。増加率が前期比で上昇した業種は公共支出または短期的要因による影響が大きい。9.7%増の電気・ガス・水道事業が代表的な例だ。季節的要因で電力・ガス販売量が増えたうえ、補助金を狙って太陽光パネルを設置した事例が急増したためという分析が出ている。政府の支出を背に保健および社会福祉も1%以上増えた。
専門家らはこの傾向が下半期にも続けば成長率0%台が7-9月期にも続く可能性も排除できないとみている。米中貿易問題などの影響で対外貿易環境が良くないうえ、国内外の環境が上半期より悪化する可能性が高いからだ。
1-3月期の実質国内総所得(GDI)は0.8%減少した。昨年10-12月期の-1.3%から今年1-3月期には1.8%に拡大したが、4-6月期にまたマイナスに転じた。原油価格の上昇などで貿易環境が悪化した影響だ。
専門家らは0%台の成長率も問題だが、「成長の質」が良くない点を懸念している。民間の成長率寄与度は低下し、投資は急激に冷え込んでいるからだ。さらに景気を支えてきた輸出も増加が鈍っている。消費は依然として沈滞している。事実上すべての指標が下降しているのだ。
◆内需は5年ぶりマイナス
その間、韓国経済は年3%前後の成長を見せ、内需が2.5%、輸出が0.5%ほど寄与してきた。しかし4-6月期に内需はむしろ減少した。輸出が1.3%寄与する間、内需寄与度は-0.6%となり、0.7%の成長に終わった。輸出主導成長でなく所得増大と財政投入で内需を浮揚するという政府の所得主導成長政策が色あせる状況だ。
内需不振は2本の軸の消費と投資が同時に冷え込んだからだ。民間消費は昨年、四半期別に0.5-1.0%前後の増加傾向を維持したが、4-6月期には増加率が0.3%に大きく落ちた。昨年10-12月期に2.2%だった政府消費も今年4-6月期には0.3%にとどまった。民間消費は2016年10-12月期以来、政府消費は2015年1-3月期以来の最低増加率だ。
さらに深刻なのは投資だ。3大投資項目の建設投資と設備投資、知識財産生産物投資のすべてが前期比で減少した。これら投資がすべて減少に転じたのは2012年4-6月期以来。建設投資の増加率は1-3月期の1.8%から4-6月期には-1.3%とマイナスに転換した。昨年10-12月期(-2.3%)以降、最も低い。住居用建物建設、土木建設が同時に減少した。設備投資はさらに冷え込んでいる。1-3月期の3.4%から4-6月期は-6.6%となった。2016年1-3月期(-7.1%)以来の最低水準だ。
◆下半期は成長エンジンない
輸出も厳しい状況だ。4-6月期の輸出は半導体、石炭および石油製品を中心に0.8%増となった。1-3月期の4.4%と比較すると大幅に縮小した。現代経済研究院のチュ・ウォン経済研究室長は「輸出の鈍化が予想以上に速い」とし「輸入減少幅が拡大した点も懸念要因」と話した。4-6月期の輸入は2.6%減少した。輸入が減少するということは、それだけ国内生産、投資活動が鈍化しているという傍証だ。
業種別にも主力業種の鈍化が目立つ。4-6月期の製造業生産の増加率は0.7%にとどまった。前期の増加率1.6%の半分にもならない。建設業生産は2.3%減少した。2012年1-3月期(-4.7%)以来の最低水準だ。増加率が前期比で上昇した業種は公共支出または短期的要因による影響が大きい。9.7%増の電気・ガス・水道事業が代表的な例だ。季節的要因で電力・ガス販売量が増えたうえ、補助金を狙って太陽光パネルを設置した事例が急増したためという分析が出ている。政府の支出を背に保健および社会福祉も1%以上増えた。
専門家らはこの傾向が下半期にも続けば成長率0%台が7-9月期にも続く可能性も排除できないとみている。米中貿易問題などの影響で対外貿易環境が良くないうえ、国内外の環境が上半期より悪化する可能性が高いからだ。
1-3月期の実質国内総所得(GDI)は0.8%減少した。昨年10-12月期の-1.3%から今年1-3月期には1.8%に拡大したが、4-6月期にまたマイナスに転じた。原油価格の上昇などで貿易環境が悪化した影響だ。
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