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日本列島は茹だるような暑さ…五輪までに東京を冷やせ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

23日、東京日比谷で開かれた暑さ対策展で市民が「ミストシャワー」などを試している。東京の都心はこの日、39度まで気温が上がった。

「新国立競技場をスタートする時は35.2度、30キロ地点の皇居の前では36.9度、上り坂が多い35キロ地点の市ケ谷駅周辺は40.4度…」。

19日、日本のテレビ朝日取材チームが手に温度計を持って2020年東京オリンピック(五輪)マラソンコースをたどりながら気温を測定した結果だ。地表からの熱気のため気象庁の公式気温よりはるかに高い気温が早朝から午後遅くまで観測された。

2020年東京五輪のマラソンフルコースは「観光日本の魅力をアピールする」という趣旨で東京駅、浅草、銀座、東京タワー、皇宮前など東京の名所を通過するよう設計された。観光広報もよく、景色も重要だが、最近になって最も大きな問題として指摘されているのがサウナのような東京の暑さだ。


23日には埼玉県で観測史上最高の41.1度を記録し、東京都心の気温が39度まで上がるなど列島全体を猛暑が襲っている。このため「この暑さの中で五輪ができるのか」という懸念の声が出ている。

特にマラソンやトライアスロンのように人間の体力の限界を試す一部の種目の場合、競技力は当日の天気に大きな影響を受けるしかない。記録の問題はともかく、猛暑による事故が発生するおそれがある。

過去30年間に開催された夏季五輪のうち、大会期間中の一日の最高気温の平均が最も高かったのは2004年アテネ五輪(33.2度)で、その次が1996年のアトランタ五輪(30.6度)だ。2020年東京五輪はこれを超えることが確実視される。先週、国際オリンピック委員会(IOC)理事会が大会組織委員会との協議で一部の種目の競技時間を調整したのはそのためだ。

マラソンは当初の計画より30分早い午前7時に、男子競歩50キロは1時間30分早い午前6時にスタート時間が調整された。トライアスロンも午前10時から2時間も繰り上げた8時に開始し、ゴルフのティーオフ時間も午前9時から7時に変更された。

しかし「選手の体のことを考えるならマラソン競技のスタートは午前4時または5時ごろにするべき」(元マラソン選手の千葉真子)、「選手だけでなく応援する子どもや高齢者もきわめて危険にさらされる」(東京大の横張真教授)などと心配する声が多い。

こうした中、日本政府と東京都はもちろん日本社会全体が「東京サウナ」解消のためのオールイン体制に入った。2020年五輪まで可能なあらゆる方法を動員するということだ。



日本列島は茹だるような暑さ…五輪までに東京を冷やせ(2)


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