国連安保理傘下の北朝鮮制裁委専門家パネルが北朝鮮の石炭密売に関わったと見ているカイシャン号の船籍関連書類。北朝鮮南浦港から積んで来た石炭の原産地をロシア・ウラジオストク港に偽造した。(写真=専門家パネル報告書)
専門家パネルはカイシャン号が昨年7月26日に南浦港(ナムポハン)で2万90トンの石炭を積んで出港し、8月16日ベトナム・カムファ港に積み下ろしたと明らかにした。カイシャン号は石炭がロシア産として書類を偽造した。カイシャン号は8月にも同じ手口で南浦港から石炭2万180トンを積み出して9月にカムファ港に運んだ。専門家パネルが目をつけている別の船舶「スカイレディ号」も数回韓国に入港した。スカイレディ号は昨年8月、2度にわたってロシア・ホルムスク港で石炭3280トンを積載した。直前に北朝鮮船舶のヌンラ2号がホルムスク港の同じ停泊地で、南浦港から積んで来た石炭を降ろしていたことから推測して、専門家パネルは該当の石炭がスカイレディ号に積み替えられたと疑っている。スカイレディ号は直後の昨年9月から先月まで、数回にわたって韓国に入港している。
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