このような局面で、北朝鮮産石炭が他船舶への積み替えを通じて韓国に輸入されていたという衝撃的な発表があった。国連安保理の北朝鮮制裁委員会傘下の専門家パネルによる「例年報告書修正版」によると、昨年7~9月に北朝鮮元山(ウォンサン)港と清津(チョンジン)港から石炭を積んだ北朝鮮船舶がロシア・ホルムスク港で荷役をし、この石炭をパナマおよびシエラレオネ船籍の船2隻が積載して10月初めに仁川(インチョン)と浦項(ポハン)に来たというのだ。2隻の船舶には約60万ドル(約6600万円)相当の9000トンが載せられていて、この石炭は国内に流通したと伝えられた。これは昨年8月国連決議2371号により石炭を含めた北朝鮮産鉱物の輸出入はもちろん、輸送も積み替えも禁じているため、明白な国連安保理決議違反だ。
これに対して外交部は17日、「国連よりも韓国政府が先にこの事実を認知し、国際共助を通じて摘発した」とし「現在、韓国輸入業者を関税法に伴う不正輸入容疑で調査中」と明らかにした。韓国政府が強調している通り、今回の事件は国ではなく個人および民間企業次元の国連決議案違反だ。また、企業が北朝鮮から石炭を船積みする時点が、国連決議案が出された前後だった点から、国際社会に釈明する余地はあるように見える。
これに対して外交部は17日、「国連よりも韓国政府が先にこの事実を認知し、国際共助を通じて摘発した」とし「現在、韓国輸入業者を関税法に伴う不正輸入容疑で調査中」と明らかにした。韓国政府が強調している通り、今回の事件は国ではなく個人および民間企業次元の国連決議案違反だ。また、企業が北朝鮮から石炭を船積みする時点が、国連決議案が出された前後だった点から、国際社会に釈明する余地はあるように見える。
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