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人気の韓国ドラマ、親日美化などで歴史わい曲問題(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

『ミスター・サンシャイン』の主人公。ユジン・チョイ(イ・ビョンホン扮、左)とコ・エシン(キム・テリ扮)。(写真提供=tvN)

投稿者は「独立してわずか100年も過ぎていない。有功者は3代で滅びるという言葉が冗談のように行き交っているが、歴史意識は明らかに不足している」とし「歴史が継ぎ足された文化メディアは、国家レベルで警戒心を持つべきだ」と強調した。この請願には17日現在(午前10時基準)、7145人が参加した状態だ。

インターネットのオープンディクショナリー「ナムウィキ」も『ミスター・サンシャイン』について「最高の俳優にオファーをして最高の映像美を誇る監督を使ってNetflix(ネットフリックス)から配信しながらも、韓国の歴史に対してはほぼ何でも取ってつけたような水準」と指摘している。「ナムウィキ」は、項目ごとに叙述の客観性において議論もあるが、世論をのぞくことができる「バロメーター」になる場合がある。

またこの請願が投稿される前からも『ミスター・サンシャイン』をめぐって親日論争が起きていた。劇中、日本暴力団のメンバーとして登場するク・ドンメの当初のキャラクター設定は、「黒龍会・漢城(ハンソン)支部長」だった。「黒龍会」は1901年に結成され、実在していた日本の団体だ。帝国主義・日本の国粋主義右翼組織で、韓日合併と朝鮮植民地政策において積極的な役割を果たした。このために「ク・ドンメがやむを得ず日本に行くことになった事情などを描きながら黒龍会擁護のような親日美化が行われるのではないかとの問題提起が続いた。これについて制作スタッフ側は13日、「黒龍会」を「戊申会」という仮想の団体に変えた後、「親日を美化する意図は決してなかった。敏感な時代を扱うドラマということでもっと細心の努力が必要だという点を改めて気づいた」として謝罪文を掲載した。


今月7日から始まった『ミスター・サンシャイン』は、第1話から視聴率8.9%(ニールセンコリア、有料基準)を記録し、3話で視聴率10%を越えて上昇の勢いを継続している。自己最高視聴率は10.6%だ。『ミスター・シャイン』は430億ウォン(約43億円)余りに達する製作費と主演俳優イ・ビョンホン、キム・テリをはじめとする超豪華キャスティングが、内容に先行して話題になっていた。



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