病名まで詳細に明らかにして軍服務に対する疑惑を払拭しようと努めていた俳優のチャン・グンソクが、「無妹独子」（娘がいない家の一人息子）という理由で想定外の特恵論争に巻き込まれた。

今月１６日に入所予定のチャン・グンソクは、これに先立ち所属事務所を通じて「２０１１年双極性障害（躁うつ病）判定を受けて治療を受けてきたが、最終的に４級社会服務要員招集対象として兵役処分を受けた」と公式立場を表明していた。

だが、一部ではチャン・グンソクのポータルサイトのプロフィールに「無妹独子」と明示されたことを根拠に、チャン・グンソクが一人息子だから補充役判定を受けたとし、これは「芸能人特恵」に該当するという視線を向けていた。


これについて兵務庁側は「無妹独子と兵役判定は無関係だ。過去には２代以上独子あるいは父先亡独子（父親が早くに亡くなった家の一人息子）などに対して代替服務できる独子制度があった。しかし関連制度はすでに１９９４年、２０年も前に廃止された」と説明した。

続いて「現在の兵役法には無妹独子関連の項目はなく、チャン・グンソクの４級判定も無妹独子とは関係がない。芸能人特恵も事実無根」と断言した。