「今日の結果が大韓民国サッカーの現実だ。システムを根本的に改善しなければ4年後にも同じように敗戦を繰り返すだろう」。
2002韓日ワールドカップ(W杯)神話の主役であり、ロシアW杯でテレビ解説をする朴智星(パク・チソン、37)が韓国サッカーの現状を診断して苦言を呈した。朴智星は24日、韓国がロシアW杯第2戦でメキシコに1-2で敗れた後、中央日報のインタビューで韓国サッカーの問題点について話した。
--韓国-メキシコ戦の総評は。
「韓国はできるだけのことをやったと思う。戦術的によく準備していたし、体力もすべて注いだ。ただ、2つの惜しい判断が致命的になった。スウェーデンとの第1戦で今日のように戦っていれば結果が変わっていたかもしれない。試合では惜しくも敗れたが、選手が最後まであきらめない姿が印象的だった」
--メキシコに敗れたが、補完すべき点は。
「2つの判断が惜しまれる。強いチームと弱いチームの戦力の差が表れた試合だった。綿密に準備して守備の組織力を固めるべきだった。戦術的にも精神的にもW杯の準備を十分にすべきだったが、監督に与えられた時間が短かった。組織力を練習する時間が不足していたが、結局、W杯ではこのような結果として表れた」
--韓国代表のエース孫興民(ソン・フンミン)を見るとどんな感情が抱くか。
「孫興民の感情は十分に理解できる。気の毒だ。結果が良い時はもちろん、良くない時も最も多くの関心を受けるのがエースだ。孫興民がゴールを決めると期待する人が多い。プレッシャーは私よりはるかに大きいと考える。それだけ孫興民は韓国が誇るほどの選手になったという傍証だ。ドイツとの第3戦があるが、自信を持って負担を抱かないことを望む。孫興民は楽しむ時に実力を発揮するスタイルだ。W杯で必ず勝たなければいけないという考えより、所属チームのトッテナムでしているように『自分がやるべきことを楽しくしよう』という気持ちですれば、十分にゴールを入れることができるだろう」
孫興民2010年から2015年までハンブルクとレバークーゼンでプレーし、独ブンデスリーガだけで計165試合に出場して49得点した。トッテナム時代を含めてドイツの強豪ドルトムントとの対戦では8得点もしている。
--中央DF張賢秀(チャン・ヒョンス、FC東京)はミスの連発でファンの非難を受けている。
「残念だが、誰かが解決できることではなく、選手が自ら克服しなければいけない。歴代代表チームのFWも非難を浴びない選手はいなかった。最近の言葉でいえば『SNSテロ』を受けたはずだ。やむを得ない部分がある。試合で活躍すればファンはまた応援するだろう」
--韓国サッカーはカラーがないという指摘がある。
「韓国サッカーの最も大きな強みは厳しい状況に直面しても自分を犠牲にしながら危機を克服する力だ。韓国サッカーのカラーは頑張って走って必死にプレーすることだ。ただ、一人一人ではなくチームとしてどれだけ見せられるかが重要となる。特定の選手1人がいくら闘志あふれる姿を見せても、周囲のサポートがなければ結果を得るのが難しい」
--2010年南アフリカW杯以降、韓国サッカーは下降線をたどっている感じだ。
「世界的にサッカー人気が高まっているが、韓国だけが逆に進んでいるのも事実だ。Kリーグだけでなく国家代表チーム、ユースサッカーなどすべての部分で全般的に考えてみなければいけない問題だ。一度にすべてを変えることはできない。結果的にサッカー関係者が力を合わせて犠牲にしながら長期的な計画を準備することが重要だ」
--ロシアW杯で最も印象的な参加国は。
「きょう韓国が対戦したメキシコだ。彼らは体格が大きいわけではないが、世界最強のドイツを相手に堂々とプレーした。情熱的にプレーする姿は韓国が見習うべき部分だと考える」
--世界サッカーの流れが変わっているのか。
「戦術的に少し守備的になっている感じがする。すべての選手が守備に加担する姿がよく見られる。攻撃できる空間をどれほど作り出すかの戦いだ。別の見方をすれば、進化はしたが面白さは落ちる側面もある」
--今後、韓国はどんなサッカーをするべきか。
「韓国は守備に重点を置くのが正しいと考える。今大会で戦力が劣るチームはすべて守備に重点を置いて競技をしている。2002年韓日W杯当時も韓国は多くの得点をしたわけではない。どれほど相手に圧力を加えて自分たちが望むサッカーをするかによって結果が変わった」
--27日のドイツとのグループリーグ最終戦にはどんな覚悟で臨むべきか。
「多くのファンが韓国サッカーを応援している。実力は劣ってもここまでできるという点を見せてほしい」
--サッカー行政家であり解説者として韓国サッカーに苦言を呈するなら。
「もう韓国サッカーは結果を問いただす前に、国内のサッカー人気やインフラを点検しなければいけない。システムから根本的に改善しなければ4年後にも敗戦を繰り返すことになるだろう。先輩として私も責任感を感じる。後輩に申しわけない気持ちがある」
2002韓日ワールドカップ(W杯)神話の主役であり、ロシアW杯でテレビ解説をする朴智星(パク・チソン、37)が韓国サッカーの現状を診断して苦言を呈した。朴智星は24日、韓国がロシアW杯第2戦でメキシコに1-2で敗れた後、中央日報のインタビューで韓国サッカーの問題点について話した。
--韓国-メキシコ戦の総評は。
「韓国はできるだけのことをやったと思う。戦術的によく準備していたし、体力もすべて注いだ。ただ、2つの惜しい判断が致命的になった。スウェーデンとの第1戦で今日のように戦っていれば結果が変わっていたかもしれない。試合では惜しくも敗れたが、選手が最後まであきらめない姿が印象的だった」
--メキシコに敗れたが、補完すべき点は。
「2つの判断が惜しまれる。強いチームと弱いチームの戦力の差が表れた試合だった。綿密に準備して守備の組織力を固めるべきだった。戦術的にも精神的にもW杯の準備を十分にすべきだったが、監督に与えられた時間が短かった。組織力を練習する時間が不足していたが、結局、W杯ではこのような結果として表れた」
--韓国代表のエース孫興民(ソン・フンミン)を見るとどんな感情が抱くか。
「孫興民の感情は十分に理解できる。気の毒だ。結果が良い時はもちろん、良くない時も最も多くの関心を受けるのがエースだ。孫興民がゴールを決めると期待する人が多い。プレッシャーは私よりはるかに大きいと考える。それだけ孫興民は韓国が誇るほどの選手になったという傍証だ。ドイツとの第3戦があるが、自信を持って負担を抱かないことを望む。孫興民は楽しむ時に実力を発揮するスタイルだ。W杯で必ず勝たなければいけないという考えより、所属チームのトッテナムでしているように『自分がやるべきことを楽しくしよう』という気持ちですれば、十分にゴールを入れることができるだろう」
孫興民2010年から2015年までハンブルクとレバークーゼンでプレーし、独ブンデスリーガだけで計165試合に出場して49得点した。トッテナム時代を含めてドイツの強豪ドルトムントとの対戦では8得点もしている。
--中央DF張賢秀(チャン・ヒョンス、FC東京)はミスの連発でファンの非難を受けている。
「残念だが、誰かが解決できることではなく、選手が自ら克服しなければいけない。歴代代表チームのFWも非難を浴びない選手はいなかった。最近の言葉でいえば『SNSテロ』を受けたはずだ。やむを得ない部分がある。試合で活躍すればファンはまた応援するだろう」
--韓国サッカーはカラーがないという指摘がある。
「韓国サッカーの最も大きな強みは厳しい状況に直面しても自分を犠牲にしながら危機を克服する力だ。韓国サッカーのカラーは頑張って走って必死にプレーすることだ。ただ、一人一人ではなくチームとしてどれだけ見せられるかが重要となる。特定の選手1人がいくら闘志あふれる姿を見せても、周囲のサポートがなければ結果を得るのが難しい」
--2010年南アフリカW杯以降、韓国サッカーは下降線をたどっている感じだ。
「世界的にサッカー人気が高まっているが、韓国だけが逆に進んでいるのも事実だ。Kリーグだけでなく国家代表チーム、ユースサッカーなどすべての部分で全般的に考えてみなければいけない問題だ。一度にすべてを変えることはできない。結果的にサッカー関係者が力を合わせて犠牲にしながら長期的な計画を準備することが重要だ」
--ロシアW杯で最も印象的な参加国は。
「きょう韓国が対戦したメキシコだ。彼らは体格が大きいわけではないが、世界最強のドイツを相手に堂々とプレーした。情熱的にプレーする姿は韓国が見習うべき部分だと考える」
--世界サッカーの流れが変わっているのか。
「戦術的に少し守備的になっている感じがする。すべての選手が守備に加担する姿がよく見られる。攻撃できる空間をどれほど作り出すかの戦いだ。別の見方をすれば、進化はしたが面白さは落ちる側面もある」
--今後、韓国はどんなサッカーをするべきか。
「韓国は守備に重点を置くのが正しいと考える。今大会で戦力が劣るチームはすべて守備に重点を置いて競技をしている。2002年韓日W杯当時も韓国は多くの得点をしたわけではない。どれほど相手に圧力を加えて自分たちが望むサッカーをするかによって結果が変わった」
--27日のドイツとのグループリーグ最終戦にはどんな覚悟で臨むべきか。
「多くのファンが韓国サッカーを応援している。実力は劣ってもここまでできるという点を見せてほしい」
--サッカー行政家であり解説者として韓国サッカーに苦言を呈するなら。
「もう韓国サッカーは結果を問いただす前に、国内のサッカー人気やインフラを点検しなければいけない。システムから根本的に改善しなければ4年後にも敗戦を繰り返すことになるだろう。先輩として私も責任感を感じる。後輩に申しわけない気持ちがある」
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