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習近平主席、飛行機2機貸して得るものすべて得た…安倍首相は?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は習近平中国国家主席の専用機である中国国際航空の航空機で13日午前平壌(ピョンヤン)に帰国した。習主席が前日シンガポールに送った専用機2機のうち1機は平壌に、1機は北京に降りた。米朝会談の核心倍席者のうち1人が中国側に会談結果を説明するため北京に到着したとみられるが、中朝双方は公式発表をしていない。米朝首脳会談に臨んだ金正恩と習近平をつないだ「中国国際航空」は今回の会談の隠れたコードだ。習主席はろくな移動手段がない金正恩国務委員長に自身の専用機2機を提供することで望む結果を勝ち取ることができた。

まず中国が北朝鮮の核解決策として粘り強く提示してきた「双中断(北朝鮮の核実験と韓米合同演習の同時中断)」が現実化した。その上に中国の長期にわたる希望事項だった在韓米軍撤収までトランプ大統領が示唆した。習近平の強固な援護は今後の北朝鮮の歩みを予想させる。北朝鮮は中国の後援はそのまま維持しながら米国との関係改善を通じて実利を取る「等距離外交戦略」を駆使する可能性がある。1960年代に中国とソ連の間で綱渡り外交を展開し経済援助と武器支援などの実利を最大化させた金日成(キム・イルソン)の「等距離外交」の現代版といえる。シンガポール日刊紙の聯合報は「60年代に北朝鮮が中国とソ連の間で綱渡りしたように米中間で新たな三角関係を広げるだろう。それが共同声明で言及された新たな米朝関係になるかもしれない」と分析した。

一時パッシング議論に苦しめられた日本政府と安倍晋三首相は鼓舞された雰囲気だ。トランプ大統領が安倍首相との約束通り、金正恩委員長に日朝間最大の懸案である拉致問題を言及したためだ。13日に安倍首相と昼食を共にした自民党の萩生田光一幹事長代行は、「『拉致問題は解決済み』と話してきた金委員長だがトランプ大統領との会談ではそうした反応はなかった」と紹介した。9月の自民党総裁3選挑戦を控えた安倍首相は拉致問題解決を通じ立地を固めるという布石だ。






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