映画『万引き家族』で先月カンヌ映画祭で最高賞パルムドールを受賞した是枝監督は7日、ブログに「映画がかつて、『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような『平時』においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています」とコメントした。
文化庁は8日、監督側に林芳正文部科学相との会談を打診した。5月に是枝監督がパルムドールを受賞したが、安倍首相は祝電を送ったりお祝いのコメントを発表しなかった。