アイコス(フィリップ・モリス)、グロー(BAT)、リル(KT&G)…。最近、喫煙者に人気の電子たばこ製品(加熱式)だ。たばこの葉を燃焼させず専用たばこスティックを充電式電子装置にさして加熱する方式だ。電子たばこは一般のたばこに比べて有害性が少ないという点を会社側は集中的に広報してきた。しかしこうした内容は事実でなかった。
電子たばこからも人体発がん物質が検出され、各種有害化学物質の複合体のタール成分を一般たばこより多く含むことが分かった。食品医薬品安全処(食薬処)は昨年8月から行ってきた電子たばこの主な含有物に対する有害性分析結果を7日に発表した。市中に流通中のアイコス・グロー・リルの3製品の含有成分を分析したのは今回が初めて。外国の従来の調査結果はほとんどが先に発売されたアイコスを中心に行われた。
食薬処は3つの会社の製品のうち「アイコス」(アンバー)、「グロー」(ブライトコバコ)、「リル」(チェンジ)など一つずつモデルを選定した。これらモデルから出るニコチン・タール・ホルムアルデヒドなど11種類の有害成分を国際公認分析法のISO(国際標準化機構)法、HC(ヘルスカナダ)法を活用して確認した。今まで電子たばこを分析した日本・中国・ドイツ政府もISO法またはHC法を適用した。
食薬処が分析した結果、3つの製品のニコチン平均含有量(ISO法基準)は0.1ミリグラム、0.3ミリグラム、0.5ミリグラムだった。一般たばこ(上位100種類の製品基準)のニコチン含有量0.01-0.7ミリグラムと似ている。「中毒性」と直結するニコチン含有量が似ているというのは、電子たばこは禁煙に役立たないということだ。
また、タールの平均含有量は各4.8ミリグラム、9.1ミリグラム、9.3ミリグラムだった。これは一般たばこのタール含有量(0.1-8ミリグラム)よりやや多い。食薬処は「2つの製品のタール含有量が一般のたばこより多いというのは、電子たばこが一般たばことは異なる有害物質を含む可能性があることを意味する」と述べた。
がんを誘発しかねない有害物質も電子たばこからいくつか確認された。
ホルムアルデヒドは1.5-2.6μg、ベンゼンは0.03-0.1μgが検出された。ニトロソノルニコチン(0.6-6.5ng)、ニトロソメチルアミノピリジニルブタノン(0.8-4.5ng)、ベンゾピレン(非検出-0.2ng)なども同じだった。これらはすべて国際がん研究所が発がん物質第1郡に分類した成分だ。電子たばこも一般たばこと同じように、がんなど各種の病気につながる可能性があるということだ。
外国で実施された従来の分析でも似た結果が出ている。1月に中国国立たばこ品質監督試験センターが出した研究結果では、アイコスから出たニコチン・タールは一般たばこと似ていた。同月、米FDA(食品医薬品局)諮問委員会は「アイコスがたばこ関連の病気の危険性を減らす」「一般たばこに比べてアイコス喫煙は危険でない」というフィリップ・モリス側の主張を認めなかった。
専門家らは電子たばこの有害性が一般のたばこと変わらないことを公式的に確認したことに意味があるという見方を示した。イ・ソンギュ国家禁煙支援センター長は「一般たばこも電子たばこも同じたばこ製品。添加物が入っているだけで有害物質の検出は必須」とし「むしろ電子たばこには知られていない未知の有害成分がほかにもあるかもしれない」と話した。
さらに強力な規制が必要だという声も出ている。ソウル峨山病院家庭医学科のチョ・ホンジュン教授は「最近、各種禁煙統計数値が落ちているが、電子たばこの使用増加と関係があるとみられる。煙が出ず、家や会社で電子たばこを吸う間接喫煙問題もむしろ悪化している」とし「電子たばこ拡散が禁煙政策の相当な障害になっているだけに規制を強化する必要がある」と述べた。
電子たばこからも人体発がん物質が検出され、各種有害化学物質の複合体のタール成分を一般たばこより多く含むことが分かった。食品医薬品安全処(食薬処)は昨年8月から行ってきた電子たばこの主な含有物に対する有害性分析結果を7日に発表した。市中に流通中のアイコス・グロー・リルの3製品の含有成分を分析したのは今回が初めて。外国の従来の調査結果はほとんどが先に発売されたアイコスを中心に行われた。
食薬処は3つの会社の製品のうち「アイコス」(アンバー)、「グロー」(ブライトコバコ)、「リル」(チェンジ)など一つずつモデルを選定した。これらモデルから出るニコチン・タール・ホルムアルデヒドなど11種類の有害成分を国際公認分析法のISO(国際標準化機構)法、HC(ヘルスカナダ)法を活用して確認した。今まで電子たばこを分析した日本・中国・ドイツ政府もISO法またはHC法を適用した。
食薬処が分析した結果、3つの製品のニコチン平均含有量(ISO法基準)は0.1ミリグラム、0.3ミリグラム、0.5ミリグラムだった。一般たばこ(上位100種類の製品基準)のニコチン含有量0.01-0.7ミリグラムと似ている。「中毒性」と直結するニコチン含有量が似ているというのは、電子たばこは禁煙に役立たないということだ。
また、タールの平均含有量は各4.8ミリグラム、9.1ミリグラム、9.3ミリグラムだった。これは一般たばこのタール含有量(0.1-8ミリグラム)よりやや多い。食薬処は「2つの製品のタール含有量が一般のたばこより多いというのは、電子たばこが一般たばことは異なる有害物質を含む可能性があることを意味する」と述べた。
がんを誘発しかねない有害物質も電子たばこからいくつか確認された。
ホルムアルデヒドは1.5-2.6μg、ベンゼンは0.03-0.1μgが検出された。ニトロソノルニコチン(0.6-6.5ng)、ニトロソメチルアミノピリジニルブタノン(0.8-4.5ng)、ベンゾピレン(非検出-0.2ng)なども同じだった。これらはすべて国際がん研究所が発がん物質第1郡に分類した成分だ。電子たばこも一般たばこと同じように、がんなど各種の病気につながる可能性があるということだ。
外国で実施された従来の分析でも似た結果が出ている。1月に中国国立たばこ品質監督試験センターが出した研究結果では、アイコスから出たニコチン・タールは一般たばこと似ていた。同月、米FDA(食品医薬品局)諮問委員会は「アイコスがたばこ関連の病気の危険性を減らす」「一般たばこに比べてアイコス喫煙は危険でない」というフィリップ・モリス側の主張を認めなかった。
専門家らは電子たばこの有害性が一般のたばこと変わらないことを公式的に確認したことに意味があるという見方を示した。イ・ソンギュ国家禁煙支援センター長は「一般たばこも電子たばこも同じたばこ製品。添加物が入っているだけで有害物質の検出は必須」とし「むしろ電子たばこには知られていない未知の有害成分がほかにもあるかもしれない」と話した。
さらに強力な規制が必要だという声も出ている。ソウル峨山病院家庭医学科のチョ・ホンジュン教授は「最近、各種禁煙統計数値が落ちているが、電子たばこの使用増加と関係があるとみられる。煙が出ず、家や会社で電子たばこを吸う間接喫煙問題もむしろ悪化している」とし「電子たばこ拡散が禁煙政策の相当な障害になっているだけに規制を強化する必要がある」と述べた。
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