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韓国大統領補佐官「南北統一なら米国側か中国側か選択の時期に」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官が「長期的な次元で(韓米同盟が)多者安保協力体制に転換されることを希望する」と述べた。17日(現地時間)、米国時事誌アトランティックとのインタビューでだ。

文氏は「同盟」を「(一般的に)国際関係で非常に不自然な状態」と規定した。そして「個人的に最善は同盟をなくすこと」とし「短期あるいは中期的に我々(韓国)が(韓米)同盟に依存するのは避けられない。長期的には個人的に同盟体制が一定の形態の多者安保協力体制に転換されることを望む」と話した。続いて「北東アジアの安保共同体が用意されるなら、我々(韓国)は中国側も米国側も必要がない。両大国と友好的な関係を維持すると同時に、平和と安定、そして繁栄を守ることができる」とし「(その場合)韓半島は地政学的なくびき、そして地政学的なワナから抜け出すことができる」と主張した。

文氏は「南北統一」する長期シナリオを仮定し、「その時、我々は米国側に立って中国を牽制する勢力圏に合流するのか、中国側に加担して米国との関係から抜け出すのか、それとも単独で立つのかをめぐり、かなり難しい選択の時期を迎えるだろう」とし「北のような共通の敵がなければ、その時は我々が北東アジアの新しい(多者)安保構造を築くうえでもう少し主導的な役割ができる」という話もした。


これに先立ち文補佐官は米外交専門誌フォーリンアフェアーズ(FA)に「韓半島平和協定が締結されれば在韓米軍の駐留を正当化するのは難しい」という要旨の寄稿をし、論議を呼んだ。これに関し文氏はこの日、分析的な観点を提示したものだと主張した。「(南北間の)敵がい心が消えた時、米国人は『なぜ在韓米軍を維持するのか』という質問を投じるだろう。韓国の一部の進歩主義者も『なぜ韓国に外国の軍隊が必要なのか』などの似た質問を投じるはず」と話しながらだ。文氏は「私の立場は北の反対がなければ在韓米軍が駐留しようというものだ。ただ、韓国の利益にさらに寄与する形になればよいだろう。また、在韓米軍の目標や役割、規模は変わる可能性がある」と述べた。「北が反対すればどうするのか」という質問に対しては「大きな問題があるだろう。平和協定が実現しないかもしれない」と懸念を表した。アトランティックはこの日、文氏へのインタビュー記事に「韓国大統領の最高参謀が韓米同盟の解消を望む」という見出しをつけた。

国内でこの発言が論議を呼ぶと、文特別補佐官は18日、江原(カンウォン)大での特別講演で、「一部で私を韓米同盟反対論者、撤退論者として浮き彫りにする動きがあり、非常に困惑している」とし「中・短期的に韓米同盟は必須であり、在韓米軍の駐留も必須になるしかない」と釈明した。



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