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<南北首脳会談>完全な非核化、一歩踏み出す

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が27日、「南と北は完全な非核化を通じて核のない韓半島(朝鮮半島)を実現するという目標を確認した」という内容が入った共同宣言を発表した。両首脳はこの日、板門店(パンムンジョム)の南側施設「平和の家」で会談し、「韓半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名した。

両首脳は宣言で「北側が取っている主導的な措置は韓半島非核化のために非常に意義のあるという認識で一致し、今後それぞれの責任と役割を果たすことにした」と確認した。「核のない韓半島」は過去の南北間非核化交渉でも交わされたレベルの言葉だ。しかし今回は金委員長が自ら署名した文書に「完全な非核化」が明示されたという点で重量感が異なる。

また両首脳は停戦協定締結65年となる今年中に終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、平和体制構築のための南北と米国の3者、または中国を加えた4者会談の開催を積極的に推進することにした。文大統領は今年秋に平壌(ピョンヤン)を訪問することにした。


また宣言は南北関係改善のために開城(ケソン)に南北当局者が常駐する南北共同連絡事務所を設置し、8月15日を契機にした離散家族・親戚の対面を進めることにした。2007年10・4南北首脳宣言で発表した西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)一帯の平和水域化もまた宣言に盛り込まれた。

文大統領は「北側が先に取った核凍結措置は非常に重大な意味を持っている」とし「今後、完全な非核化のために南と北がさらに緊密に協力していく」と強調した。金委員長は「すでに採択された南北宣言とすべての合意を徹底的に履行していくことで関係の改善と発展の転換的局面を開いていくことにした」と明らかにした。

2018南北首脳会談板門店宣言の主な内容

(1)南北共同連絡事務所の開城設置

(2)8・15離散家族・親戚対面

(3)年内に終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換

(4)完全な非核化を通じた核のない韓半島実現目標の確認

(5)文大統領の今年秋の平壌訪問

(6)北方限界線(NLL)一帯の平和水域化



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