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韓国GM、群山工場680人を希望退職と配置転換、無給休職は撤回

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「きょうは甘く苦い日(bittersweet day)だ」。

韓国GM労使が暫定合意に至った23日、バリー・エングルGMインターナショナル社長は「暫定合意により韓国GMが正常化できるようになったが、われわれの社員・家族はあまりに苦痛な決定を下した」としてこのように話した。

この日は韓国GM理事会が「労使が合意できなければ企業再建手続き(法定管理)案件を処理する」と線を引いた日だった。最後の瞬間まで韓国GM労使は鋭く対立した立場を維持し平行線をたどった。さらに22日の13回目の交渉では暴力事態が再発し交渉がまたストップした。


八方塞がりの交渉が少しずつ進展したのは22日午後8時から、政府、国会、GM本社関係者が介入してだ。彼らは労使と夜通し議論した末に折衝点を見いだした。

これにより韓国GMは経営正常化の糸口を模索できるようになった。使用側が「未来発展見通し」で新車配分を書面で約束したためだ。

GMは2019年から次世代エンジン、2021年からスポーツ多目的車(SUV)をそれぞれ富平(プピョン)工場で生産する。また、2022年からは昌原(チャンウォン)工場でクロスオーバー多目的車(CUV)を生産することにした。これに対しエングル社長は「新車2種はすべて大規模輸出が可能なモデル。今後韓国政府の支援が確定すればGMが正式に新車を配分するだろう」と話した。

労使交渉が最後まで迷宮に陥った理由は、群山(クンサン)工場の雇用問題をめぐり双方の立場の違いがあまりに大きかったためだった。韓国GMは来月に群山工場を閉鎖する。ここで勤めていた1850人の労働者のうち680人はまだ希望退職を申し込んでいない。使用側は彼らに希望退職の機会を与え、一部(労組推定100人余り)を富平工場と昌原工場に配置した後、残った人たちは4年間無給休職する案を提案した。

だが最後の談判で使用側は結局無給休職案を撤回した。代わりに5月まで希望退職を受け付け、その後別途の労使合意を経て配置転換することにした。使用側が一歩後退したのは韓国GMが法定管理を受ける場合にはGMの立場として決して得することがないためとみられる。

代わりに大詰めで争点に浮上した富平第2工場の後続モデル配分問題では労組が退いた。韓国GM富平第2工場は2021年には中型セダン「マリブ」の生産を終了する。労組はこれまでの交渉でマリブに代わるモデルを配分するよう要求した。だが「最優先的に努力する」という約束を取り付けるのにとどまった。労使が共同で未来発展委員会を設立し傘下に富平第2工場特別委員会を構成して富平第2工場の後続モデル確保を模索することにした。労組の立場で見れば8月1日付でベルトをきつく締めなければならないがマリブの後続モデルはいつ議論するかもわからない状況だ。

労組が譲歩したという評価が出ている理由だ。結局韓国GM労組は最後まで手放さなかった福利厚生縮小を受け入れた。年次手当て、帰省旅費、休暇費用、燃料費を減らしたり削減した。賞与金支給基準も通常賃金の30時間から22.9時間に引き下げた。

韓国GM対策特別委員会のホン・ヨンピョ委員は「費用削減規模は今後集計しなければならないが、使用側の経費節減目標値の1000億ウォンをほぼ達成したと理解している」と話した。

檀国(タングク)大学経済学科のキム・テギ教授は「労働競争力強化案や経営効率性確保案に対しこれから労使双方が悩み韓国政府も韓国GMの根源的競争力強化対策を準備しなければならない」と助言した。





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